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ウザい時のこと。

眠り続けていた父が起きてきて
ふつうの状態を通り越して
ちんぷんかんぷんを言い出すと
始めはうんうんと聞いてみたり
笑い飛ばしたりできるけど
間もなくウザくなって
イライラしてくる。

妄想や幻視に
私を組み込んでくるのがまたウザい。


今日なんてお客さんが来て
インタビューがあると言うので
うんうんと聞いてたら
私にインタビューしたがってる
なんて言うから
たまったもんじゃない。

ちょうど買い物に出かけようと思ってたので
こういうときはウザさが上回り
躊躇なく父を置いて外に出る。



幻視に付き合う派のあのひとだったら
上手にインタビューを受けるかな。

大きなからだで
うちの弟の子供たちとも
全力でお医者さんごっこしてくれたみたいだし。

一度遊びに来てもらって
どんな風にドラマチックに父に付き合うのか
お手本を見せてもらいたい。

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