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夢の飲酒運転。

草がどんどん生い茂っていく中
梅雨が始まるそうで。

そこらじゅうがあっという間に
ジャングル状態になる。


人目線では困ったりするけど
動物目線だと安心感が増して
居心地良く感じたりするのかな。


毎週来てくれる看護師さん。
プロの神業で
眠り込んでる父を
ゴロンゴロンと動かしながら
着替えとシーツ替えまでしてくれた。

父は全然起きないのだけど
時々表情を変えたり
着替えのときは
からだをちょうど良くホールドして
「協力してくれてますよ」
と看護師さんが言っていた。


どんなに動かしても話しかけても
目を開けなかったけど
確かに意識があるように見えた。

植物状態のひとみたいに
意思表示ができない状態だけど
ちゃんと全てわかっているかのよう。


サッパリキレイに着替えさせてもらって
そのまままた気持ち良く
24時間以上寝てしまいそうだったので
20時間くらい経った頃
水分を摂らせるために起こしてみた。

目を開けたんだけど
何やらモゴモゴ言っている。

良く聞いていると
自分の名前を言っている。

横になったまま水を飲ませて
ちゃんと飲めた?と聞いたら
「運転してませんから」
と返事する。

どうやらケンチャンにおねだりした
夜中のワインの罪悪感で
夢の飲酒運転の
検問にひっかかっていたらしい。


看護師さんに
ゴロンゴロンしてもらったことは
全然覚えていなかった。

でも「お酒はダメだね〜〜」
と飲んだことは覚えていた。

お酒も入っていたし
ただ単に爆睡してただけかも。

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