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ピンク色で終わるグラデーション。

今日は、朝は普通に話せた父が
夜にはすっぽりと
幻視の世界に入っていくという
移り変わりを見た1日。


結局まだ妄想の中で
家が売れちゃったので
出て行かなきゃいけない
と思い込んでいるので
「そしたらみんなで京都に帰れば良いだけだし
お金なんてなくても生きていけるよ!
パパはケンチャンと私が守るから!」
と、もう説明するのはやめて
私流に乗ってみた。

ありがとう、と言って
その後普通に話したのに
20分後に部屋に夜ごはんを持っていったら
パジャマから洋服に着替えていた。

どこかに行くの?と聞いたら
わからない、と
自分でもなぜ着替えたのか
わからない様子。

言ってることも訳がわからず
いつもの幻視モードの父に変わってた。


認知症の人の不思議な行動には
必ず理由があるらしい。

それを理解するのが
仲良くやっていく秘訣。

父の理由をわかってあげたい。


それにしても
昼間に階段の手すりの見積もりに
来てくれたお姉さんと
うれしそうに話してたときは
普通だったのにな。

仕事人間だった父でも
若くてかわいい女の子と
お話しするのは楽しいんだな
と思ったけど。

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