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満ちる朝。

昨日の朝、父は
みんなが集まってから
途切れ途切れだった呼吸を
さらにゆっくりにして
最後に開いてた目も口も
きゅっと閉めて
喉仏をストンと落として
呼吸を止めた。

最後の一息まで
生き切った。


父に育ててもらった
家族全員で見送った。

母と同じ
27日の早朝だった。


途中、これで良かったのかと
苦しい日々もあったけど
父の最後と今の穏やかな顔を見ていると
良かったんだよと
言ってくれてるんだと
勝手な解釈しても
父は許してくれるように思う。


明日はお通夜。

弟にバトンを渡して
私はぼんやりさせてもらうつもり。

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