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盛りすぎ注意。

3月の最後のほうは
やさしさどころか
笑えなくなっていた。

いつもの父のちんぷんかんぷんを
笑い飛ばしてネタにしてきたのに。

自分の父親が
早朝からうーんうーんと
唸っているのを聞いて
見に行ってみると
私の顔を見るなり
「俺たち 凍っちゃった。
死んじゃってもう息してないよ。」
なんて苦しそうな顔をして言うのを聞いて
笑い飛ばすことも
寄り添ってあげることもできず
受け入れられなかった。

はあ!? 何言ってんだよトーチャン
しっかりしてくれよ!
としか思えなくなっていた。

1年経って
同じようなことが繰り返されて
慣れていくのかと思っていたら
小さなストレスが積もって固まって
盛り盛りになって
受け皿に盛りきれなくなっていた。

このお皿に
盛りつけ過ぎないように
余白を作っておかないと
盛りきれなくてそのまま食べないといけなくなるので
おなかいっぱいで
笑えないくらい苦しくなるので
気をつけないといけない。

お皿の上の盛りつけを
楽しむくらいのゆとりがないと。


だって「凍っちゃった」なんて言う父を
そんな面白いこと笑えないなんて
自分がなんかおかしいって
私だったら思うな。

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