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存在するということ。

梅雨は元気なひとも
からだがだるかったりするくらいで
父もずっとだるそうにしてるけど。

その代わりなのかどうなのか
波が緩やかで、幻視が強く出てこない。
ごはんも三食それなりに食べている。
丸一日寝込むことが
梅雨に入ってから減っている。


でもこないだは
早朝から床屋に行く気満々になり
シャワーを浴びて準備をしたけど
床屋がオープンする時間には
力尽きて寝てしまった。

唯一の外出の床屋に行くほどのエネルギーは
なかなか湧いてこないようで
そろそろ4ヶ月家から出ていないことになる。

もう2階の部屋まで調べ物に行ったり
階段を昇ったり降りたりもしなくなった。

ずっと自分の部屋でじーっとしている。
居間で座ってることもほとんどなくなった。


私も今日は
居間のソファで昼寝をした。

隣の部屋の父は静か過ぎて
存在感が全然ないのだけど
私はこの1年7ヶ月ずっと
父の気配を感じて生きている。

この気配があるだけで
私は安心して昼寝ができる。

山の家で出会う鹿みたいに
いてくれるだけで
寂しい気持ちにならずにいられる。

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