見出し画像

手を借りるありがたさ。

今日から寝込んでしまう予定だった父だけど
ちょうど看護師さんが来てくださり
おなかの調子など診てもらっていたら
便秘でおなかがカチカチになっているとのことで
便を出してもらうことに。


昨日の夜の父はアクティブで
夜中3時半頃、頭が痒いと
シャワーを浴びたりしたので
絶対に今日はバタンキューだと思っていた。

血圧は上が80くらい。
体温も35度5分で
フラフラしている。


そんな中、看護師さんに
いろいろ手を施してもらって
ひとまずおなかの中身が全部出た。

ほんとうにありがたく
父もすごくがんばっていたけど
父にはとても大変だったようで
「どうしてこんなことになっちゃったんだろう」
と呟いて
父の目から
ポロリと涙がこぼれた。


自分で便が出せないということは
とても深刻なことなんだな。

当たり前にやっていたことが
どんどんできなくなっても
ひとはひとの手を借りながら
最後のその日まで生きていく。

手を借りられるならありがたい。
自分のときはどんなだろう。

小学生の頃から
ずっと考えているけど
考えてもわからないから
考えなくなった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?