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命の行方。

生活が激変することがあるってことは
約2年前にもうわかった。

そしてそのうち
その新しい生活に慣れていくことも。


今は往診のお医者さんと
訪問看護師さんが
代わる代わる来てくださり
朝晩ヘルパーさんも来てくださって
超暇人だった私の毎日は
父の予定で埋め尽くされて
ますます家からも出れなくなった。

食べたくない飲みたくない父は
栄養不足、水分不足で倒れ
点滴をしてもらうも高熱が出て
今は熱は下がってるけど、肺炎疑惑。

すっかりベッドから動けなくなった。


がんばって水分を摂るときもあれば
「がんばって飲んだから
こんなに苦しいんだ」と言って
また飲まなくなる。

ほんの少ししか食べないフルーツも
「こんなに食べて大丈夫かな」と
食べ過ぎを心配している。

父の脳の誤作動は
どうやっても正常に戻らず
死に向かってまっしぐら。


父の生きる力は
あとどれくらい残っているのかな。

そう言いながら
あと10年生きたら笑おうね
と弟と話した。

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