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スマホで撮影する時に気をつけたいポイント(基本編)

どもです。東北を拠点に動画制作の仕事をしているいわむーです。

今回のテーマはこちら

スマホで撮影する時に気をつけたいポイント


早速本題に入っていきます。

はじめに

誰もが動画という媒体に触れられるようになった昨今、パソコンで資料を作れるとかそういうレベルで、動画を作れるということが身近になりつつあると思っています。

もちろん趣味でもそうですが、仕事でも動画を作れたら良いなあと思ったこと、ありませんか?「情報発信」というスキルは今や必須スキルなので知っていて損はありません。

ということで、まずは動画の「撮影時に気をつけるポイント」から学んでいきましょう。

【気をつける5つのポイント】
①カメラの向きに気をつける
②カメラの手ブレに気をつける
③1カットの撮影時間に気をつける
④カメラを動かす速さに気をつける
⑤音に気をつける

一つずつ紹介していきます。


①カメラの向きに気をつける

案外忘れがちなのですが、基本は横向きで撮ります。

インスタグラムやTikTock向けの動画を作る時は、"縦型動画"が主流なので縦に構えます。

ただ、YouTube向けの動画を作る時は「横1920×縦1080」(フルハイビジョン)、「横1280×縦720」(ハイビジョン)というサイズが一般的です。(テレビも横向きですよね。なので横で撮ります。

もし横で撮るべき動画を縦で撮ってしまっても、必要な部分だけトリミングして使用することは可能です。とはいえ、極端に映したい部分が大きくなったり、構図が崩れてしまうデメリットもあります。



②カメラの手ブレに気をつける

できるだけ不必要なブレをなくして見やすい映像を撮ります。

手ブレは、狙って撮影(映画で言う緊迫した雰囲気を表現するとか、一人称視点とか)できれば表現として映像にプラスになります。

ただ、意図しないものは単なるノイズとなってしまい、見ている人が不快な気持ちになってしまうこともあります。(ジェットコースター乗ってるみたいに酔うとか)

これを改善するために、手持ちで撮影する時は「両手でカメラを構え」て、「脇を締めて支点を固定」しながら撮影すると手ブレが軽減されます。

裏技ですが、壁や柱に寄りかかったりしながら撮影するというのも方法の1つです。(見栄えが少し悪いので、姿勢には気をつけますが)

または「スマホ用の小型三脚」を使ったり、撮影場所のどこかに置いて固定しながら撮影するのもOKです。

例えばこんな三脚があります。



③カメラを動かす速さに気をつける

もしも歩きながら撮ったり、カメラをパン(左右に動かす)したりする場合は、できるだけゆっくり撮るようにしましょう。

撮影している時はゆっくり動かしたと思っていても、後から振り返ると「速くて何が映っていたか分からない!!」ということもあります。

この動画は僕が動画制作の独学をしていた初期の頃に作った思い出動画です。動きが早く、もっと人の表情を見たいのに〜というところでも速く動かしてしまってます。

動画のスローモーションを使っていますが、、、上手く使いこなせている感じはないですね笑


スピードが速いものを追う場合(走ってる人や車など)はできるだけコンパクトな動きに留め、できるだけ見ている人が酔わないカメラワークを心がけると良いです。

おまけとして、基本的なカメラワークについて学べる動画がYouTubeにあったので良かったら、カメラを動かす参考にしてみてください。

この動画で紹介されているもので、僕がよく使うのが下記のカメラワークです。

★FIX (フィックス) – 静止
・PAN (パン) / PANNING (パンニング) – カメラを左右に
・TRACK (トラック) – 追跡
★DOLLY(ドリー) – 台車撮影
・DOLLY IN(ドリーイン) – 前進
★SPINNING SHOT(スピンショット) – 被写体を軸に回転
・HIGH ANGLE (ハイアングル) – 上から撮影
・LOW ANGLE (ローアングル) – 下から撮影

僕の場合、歩きながらカメラも構えることも多いので、手ブレがよくでてしまいます。

例えばジンバル(スタビライザー)というツールを使えば手ブレが軽減されます。一応紹介しておきます。



④1カットの撮影時間に気をつける

1カットあたり大体10秒程度は撮るようにしましょう。

動画を作るとなった時に、”のりしろ”がある程度合ったほうが編集しやすいです。特に人が話すときですが、前後に余白があったほうが余韻を残しやすいです。話し始め、または話終わりにすぐカットが切り替わってしまったら、急すぎて疲れてしまいます。

5秒位で「これくらいで良いかな」で撮ってしまうと、編集する時に「あれ、思ったより短い!ここしか使えない!」となるリスクが高まります。

少し長く回していたほうが「切り取る場所の選択肢が増え」て、より良い動画を作れる確率が高くなります。(だからといってずっと撮りっぱなしは編集が大変になるのですが笑)


⑤音に気をつける

動画に必要な声だったり、環境音を取る場合、場合によっては「映像を撮るよりも重要」だったりします。

音がぷつぷつきれてしまったり、周囲の雑音でインタビューの声が途切れてしまう場合、かなりのストレスを感じます。

逆に映像が失敗しても(1回しか無い重要なシーンを撮り逃したとかは別ですが)、他の映像を持ってきて重ねたりすることでカバーすることができます。

ライブ配信でも、映像の画質が悪いことより音質が悪いことに視聴者はストレスを感じやすいという話もあるみたいです。

・エアコンなどの空調システムを切ってもらう
・車の音が入りにくい場所でインタビューを行う
・風が強い時は、風の影響が少ない場所に移動して撮る


どうしても上記環境で取る必要がある場合は、ピンマイク付きのボイスレコーダーなどで音を別録りしたり、カメラに指向性のマイクを付けたりして工夫します。


ちなみにこの方の動画、めちゃくちゃ丁寧なのでお薦めです。

スマホでここまでやるかってところではありますが、音にこだわりたい方は参考にしてみてください。


+α:何を撮るのか

以上、基本的な「スマホでの撮影で気をつけるポイント」を紹介してきました。

とはいえ、これだけでは「何をどう撮るのか」がわかりにくいですね。

この内容については詳しく別記事で紹介しています。


最後に

スマホだからといって侮れません。

画質はプロが使う機材に劣るかもしれませんが、「この動画を通して、誰に何を伝えたいのか」という目的が明確になっていれば、たとえスマホで作った動画だとしても、素晴らしい情報発信媒体となります。

ぜひスマホでの撮影、ポイントをおさえて取り組んでみてください。

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