さかき原枝都は

何をどうしたらいいのか? まったく分からないnote初心者 自分の書く小説を、こよなく…

さかき原枝都は

何をどうしたらいいのか? まったく分からないnote初心者 自分の書く小説を、こよなく自己満足を愛するボッチ作家。 自分の世界に触れるその瞬間が好きなフェチな人。

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ご援助契約成立。ルームシェアの相手は、まさかのお嬢様女子高生・18話目

第18話 同棲じゃない。あくまでもルームシェアだ! ACT 1 「私をここに置いてください」 美愛は俺にそう言った。 「誰か拾ってくれる人いないかなぁ」そんな呑気な? 当ても無いことを言いながらも、実は本心はとても心細く不安だらけだったのかもしれない。 居心地がよかったのか?  「明日出て行くよ」そんな事を言いたくないのに、言わないといけない美愛の気持ちをどうして俺は察してやれなかったんだろう。 いやいや違う。本来ならば、こんなことを俺は受け入れてはいけないのだ。 18歳

    • ご援助契約成立。ルームシェアの相手は、まさかのお嬢様女子高生・17話目

      第17話 私をここに置いてください ACT 7 間違いない。 ちらっとしか見えなかったけど、あのリュックは彼奴のだ。 公園の出口の壁の外に出ると、路上で二人組の若い男……。出来れば俺もまだ若いと言いたいところなんだが……。それはもういい。 やっぱり彼女だ。手をつかまれ、二人の男達に連れ込まれようとしていた。 それに彼女は抵抗する感じは見られなかった。 ったく! またこんな奴らにのこのこ就いて行くのかよ。 一瞬にして頭に血があがった。 ナンパしている男達にじゃない。それを

      • ご援助契約成立。ルームシェアの相手は、まさかのお嬢様女子高生16話目

        第16話 私をここに置いてください ACT 6 「まったくなんて子だ」 俺はその置手紙を見ながら呟いた。 あ、結局彼女は俺からの金は受け取っていねぇじゃねぇか。確か立て替えてくれた。買い物までしてくれたのに。 もう会う事もねぇのかな。……多分出会う確率なんて無いだろうな。 一体これからどうすんだよ。もうすからかんだって言ってたじゃないか。 また知らない男に拾われて、それを繰り返すつもりなのか。 本当にそれでいいのか……。言い訳ねぇだろう。帰りたくない、でも帰れる場所がある

        • ご援助契約成立。ルームシェアの相手は、まさかのお嬢様女子高生15話目

          第15話 私をここに置いてください ACT 5 薬のせいだろうか。あれから俺はまた寝入っていたようだ。 ふと目が覚め、スマホの時計を見ると午前1時を表示していた。 トイレに行きたくなり体を起こした。思っていたよりも体が軽く感じる。 大分落ち着いたんだな。 そんなことを思いながらドアを開くと、常夜灯の淡い光の中。あのソファーの中でスースーと寝息をたてている彼女の姿があった。 多分俺が寝ている間にシャワーを浴びたんだろう。彼女は俺のワイシャツを着ていた。 寒くないのかな。エア

        ご援助契約成立。ルームシェアの相手は、まさかのお嬢様女子高生・18話目

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        • ご援助契約成立。ルームシェアの相手は、まさかのお嬢様女子高生
          18本
        • Black sweet ・Canelé
          2本

        記事

          ご援助契約成立。ルームシェアの相手は、まさかのお嬢様女子高生・14話目

          第14話 私をここに置いてください ACT 4 御粥はあっという間に平らげてしまった。 「あ―――美味しかった」 「ありがとう」嬉しかったんだろうニコット笑う笑顔が、またも俺の気持ちをそそらせた。 「どうしたの?」俺のその表情を見ながら彼女は不思議そうにしている。 「いやなんでもない」 とっさに出た言葉だ。ときめいている? 俺。待てよ待てよ、確かにさぁ、彼女を連れ込んだ目的はそりゃ、な、否定は出来ねぇけど。この感情はなんだ。 それに彼女はまだ高校生だぞ! おい俺、今

          ご援助契約成立。ルームシェアの相手は、まさかのお嬢様女子高生・14話目

          ご援助契約成立。ルームシェアの相手は、まさかのお嬢様女子高生・13話目

          第13話 私をここに置いてください ACT 3 まさかなぁ。軽く定番の様に自分の頬をつねってみた。 痛みはあるなぁ。て、事は本当のことかぁ。そうか……やっぱり誰か傍にいるって言うのは安心感がある。 そんなことを考えていたら、汗で締め切ったスエットが体を冷やし始めていることに気が付いた。 と、とりあえず、着がえよう。 納戸の中の箪笥を開け、パンツを出し履き替えようとした時ドアが再び開いた。 「あ、そうだ。飲み物も買って来たから……」 パンツを脱いで全裸になっているところ

          ご援助契約成立。ルームシェアの相手は、まさかのお嬢様女子高生・13話目

          ご援助契約成立。ルームシェアの相手は、まさかのお嬢様女子高生・12話目

          第12話 私をここに置いてください ACT 2 「おかえりなさい雄太さん」 「ああ、ただいまだ」 「どうしたの? 今日はなんか物凄く疲れているようだけど。会社で何かあった?」 「う、う―――――ん。まぁね、いろいろとね」 「大変だね。でもさ、今日の夕飯はハンバーグにしたよ。雄太さんパスタも好きだけど、ハンバーグも好きだよね」 「お、嬉しいなぁ。美愛の手作りハンバーグ」 エプロン姿の美愛。何かとても新鮮味を感じる。 「もう少しかかるから、先にお風呂入ってきたら。準備できて

          ご援助契約成立。ルームシェアの相手は、まさかのお嬢様女子高生・12話目

          ご援助契約成立。ルームシェアの相手は、まさかのお嬢様女子高生・11話目

          第11話 私をここに置いてください ACT 1 「うううううっ」 頭いてぇ――――!! 俺どうしたんだ。なんだかすげぇ、体重てぇんだけど! ん? 額になんか乗ってるし。 ふと横に視線を流すと、彼女がうつぶせになってベッドの端で寝ている姿が見える。 ええっと、これはどうなってんだ。もしかして俺具合悪いのか? ああそうだつた。俺この子とセックスしようとして……。ああ、やべぇ記憶にねぇ。抱き合ったところから先の記憶がねぇんだけど。 もしかしてあまりんの良さに俺失神してしまった

          ご援助契約成立。ルームシェアの相手は、まさかのお嬢様女子高生・11話目

          ご援助契約成立。ルームシェアの相手は、まさかのお嬢様女子高生10話目

          第10話 交わりは一直線 ACT 5 「マジ?」体は最近正直と言うか私の気持ちとは裏腹にこの環境に順応して来ちゃっているんだろうか。 「欲しいのかなぁ」 でもさぁ、私喧々そんなにないん……。回数だって確かに、いや関わった人はそんなに多くないよね。 初めての時は本当に嫌だったけど、仕方がないと言う気持ちの方が先行していたから、何とか乗り越えられたけど。だんだん一つの屋根の下にはいずらくなるんだよね。 だから出て行く。 そして次の屋根を求めさ迷う。 野良猫なんだよね。もう

          ご援助契約成立。ルームシェアの相手は、まさかのお嬢様女子高生10話目

          ご援助契約成立。ルームシェアの相手は、まさかのお嬢様女子高生・9話目

          第9話 交わりは一直線 ACT 4 彼女の傍に行くと、あの沈むソファーにその身をゆだね、スースーと寝息をたてながら寝入っていた。 その顔を覗き込むように見る。 まだあどけない感じのその顔が目に入る。 何となく、世の中の汚れに染まることなく育ったんだという感じがする。 そうだよな、まぁ、仮に18歳としてもだ。まだまだ子供なんだよな。 「可愛いなぁ……食べちゃいたいくらいだよ」 と、……俺、この子、食うんだ。 本当にいいのかなぁ。でもさ、ここまで来たら今さら迷う事なんかね

          ご援助契約成立。ルームシェアの相手は、まさかのお嬢様女子高生・9話目

          ご援助契約成立。ルームシェアの相手は、まさかのお嬢様女子高生・8話目

          第8話 交わりは一直線 ACT 3 「うわぁ、気持ちいい」 開けていた窓からふわっと、風が舞い込んだ。風呂上がりの火照った彼女の身体をすり抜けるように。 6月の中旬。梅雨時期のつかの間の晴天だった今日は、気温が上がった。 それでも夜になれば、吹く風はちょっと肌寒い感じの風だ。 だが風呂上がりの彼女にとっては、心地良い風だったんだろう。 「さて、俺も風呂に入ってくるか」 「あ、もうちょっと待ってまらえると、助かるんですけど」 「どうしてさ?」 「洗濯もう少しで終わるところ

          ご援助契約成立。ルームシェアの相手は、まさかのお嬢様女子高生・8話目

          ご援助契約成立。ルームシェアの相手は、まさかのお嬢様女子高生・7話目

          第7話 交わりは一直線 ACT 2 下着かぁ……。女子高生の下着。 その響きに何かドキドキとする俺。もしかして俺って、変態だったのか? 別に女性の下着……。最も香の下着は何度も見ている。 それに高校の時だって、付き合っていた彼女くらいはいた。 確か同じクラスの子だったよな。 付き合って1週間目でセックスまで行ったけ。 俺はあの時、童貞だったけど彼女は処女じゃなかった。 「初体験? そんなの中学の時やっちゃったわよ」 女子と言うものは、そんなもんなのかと言う感じしかとらえ

          ご援助契約成立。ルームシェアの相手は、まさかのお嬢様女子高生・7話目

          ご援助契約成立。ルームシェアの相手は、まさかのお嬢様女子高生・6話目

          第6話 交わりは一直線 ACT 1 「あチ!」。ふうふう、ハフハフ。 「あははは、そんなに慌てなくても、誰も取りはしないよ。ちょっと熱すぎたか?」 彼女は首を横に振り、スプーンでオムライスをすくい、息をまたふうふうとかけ十分に冷ましてから口に入れる。 「もしかして猫舌か」 うんうんと首を縦に振った。もう目の前にあるオムライスを食べることに夢中のようだ。 コンビニ弁当なのに、そんなにガツかなくても……。 「お前そんなに腹減ってたのか?」 「今日何も食べていなかった」 「

          ご援助契約成立。ルームシェアの相手は、まさかのお嬢様女子高生・6話目

          ご援助契約成立。ルームシェアの相手は、まさかのお嬢様女子高生5話目

          第5話 女子高生をお持ち帰り……してしまった。ACT 5 一歩、彼女の足がゆっくりと動き、片足が三和土に中に踏み入れられた。 彼女の両足が三和土の中に揃うと同時にドアを閉め、カチッとロックされた音がする。 「上がりなよ」 軽く頷き靴を脱ぎ、律義にきっちりと脱いだ黒ローファを揃えた。 「おいで」と、彼女を居間の方に呼び込んだ。 こくんと頷き「お邪魔します」と、一言彼女の口から発せられた。 ゆっくりとした足取りだった。 ようやく居間に彼女の歩みが達し、目に映るその部屋を眺め

          ご援助契約成立。ルームシェアの相手は、まさかのお嬢様女子高生5話目

          ご援助契約成立。ルームシェアの相手は、まさかのお嬢様女子高生4話目

          第4話 女子高生をお持ち帰り……してしまった。ACT 4 途中にあるコンビニに、俺の足は吸い込まれるように向かう。 「あのさ、ちょっと買い物してきていい?」 「いいですよ。私は外で待っていますから」 そう言いながら彼女はコンビニの入り口から少し離れたところで待つように足を止めた。 さぁてと、何か腹に入れられるものでも見繕っておくか。 あ、……そうだ。”あれ”あったかなぁ。 ”あれ”とは、これから行う行為に必要なものだ。香はピルを飲んでいたから必要なかったんだが、彼女は必

          ご援助契約成立。ルームシェアの相手は、まさかのお嬢様女子高生4話目

          ご援助契約成立。ルームシェアの相手は、まさかのお嬢様女子高生3話

          第3話 女子高生をお持ち帰り……してしまった。ACT 3 彼女の手を引き、立ち上がらせると「ちょっとすみません」と、彼女の手が俺の手から離れた。 その手を自分の尻のあたりに回し、スカートの皺をほぐすしぐさをしている。 何となくそのしぐさがなまめかしく感じた。 しかし、その動きはなまめかしい感じと共に、上品さをも俺に植え付けさせていたようだ。 スッと彼女のその瞳と俺の視線がかさなった時、潤んだ瞳から発せられる彼女の気品が俺を引き付ける。 もしかしたら本来この子は、こんな

          ご援助契約成立。ルームシェアの相手は、まさかのお嬢様女子高生3話