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絵本 おおきなきがほしい


おおきな木に登ってみたいなぁ、と思う男の子が、その木のことを想像する。
ものすっごく太い幹で、はしごで登っていく。途中にほら穴があって、穴の中からまたはしごで登っていくと、小さなかわいい小屋がある。そこでホットケーキを焼くんだって。ガスボンベが置いてあって水も出る。本格的である。
小屋で過ごす春、夏、秋、冬の情景。


読んでいて気持ちのいい文章。かおるの想像の世界が村上勉さんの絵とともに自分のなかに入ってくるのが心地よい。
読んで、と持ってこられて、嬉しい私も読みたい、と思う一冊。


文・佐藤さとる
絵・村上勉
偕成社 1971年初版

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