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プラットフォームリスクと自前サイト|Etsyショップ運営

どうも、244です。昨日の晴れから一転、今日は雨ですね。梅雨が明けたら、いよいよ夏ですかあ。

さて、今回はタイトル通り「自前のショップ」について。これは、「Etsyショップがある程度成功した後」の話になります。

僕自身、まだまだコツコツとEtsyショップを運営している最中ですので、まだまだ先の話ですが、それでもこの視点は頭の片隅に置いておくことは重要かと思い、書き残しておきます。

プラットフォームリスク

これは、Youtubeや各種SNS、そしてEtsyなどのプラットフォームサービスに依存することのリスクのことです。

「プラットフォーム」というのは、言い換えると「ユーザーがコンテンツを生成する」ことが前提のサービスという感じでしょうか。要するに、サービスとして「場所」を用意して、ユーザーにはそこに具材(動画や記事、商品など)を用意してもらうことを前提としているイメージです。platformは「舞台」という意味を持ちます。

Youtubeは動画の舞台ですし、インスタは写真や動画の舞台です。そして、Etsyは「ハンドメイドショップ・商品」の舞台ですよね。

プラットフォームサービスが魅力的だからこそ、たくさんの人たちがそこにコンテンツや商品を投稿したくなるわけですが、こういったサービスを利用する際には、リスクもあります。運営サービスの判断・指針に振り回されてしまうことです。

例えば、例えば、です。ある日、Etsyが「手数料を上げます」と告知をしたら、どう感じるでしょうか。これはショップオーナーにとって、利益が減ることを意味します。「それは困る」と不服に感じたからといって、運営が「じゃあやめます」となることはほとんどありません。

一方で、Etsyはめちゃくちゃ賑わっている魅力的な舞台を提供していることも事実。いきなり自前のショップからスタートしたのでは、集客が大変です。そこでEtsyに出店することで、人々の目に止まる確率を上げるというのもあります。

プラットフォームとしての魅力があるからこそ利用するわけですが、同時に運営の方針が変わって、それがデメリットであっても許容するしかないというリスクもあります。

極端な話、運営の判断で、ある日、アカウントやショップが停止される可能性もあるわけです。売上がいきなりゼロになってします。可能性はゼロではありません。事実として、運営のシステムの誤認でショップが一時停止されてしまう事態は、よくあると聞きます。(幸いなことに、ぼくはまだ未経験です)

プラットフォームサービスを使用しないほうがいいと言いたいわけではなく、むしろ使ったほうがいいとは思います。ただ、「舞台としての魅力」と「運営の方針変更に振り回されるリスク」の2つのバランスは常に意識したほうがいいかとも思います。

理想は自前サイトへの誘導

となると、理想をいうと、最終的には自前のサイト(ショップ)をつくって、そこでお客さんを抱えることが一番です。ここでいう「自前」というのは、独自ドメインを取得した自分のサイト、という意味です。

そうすれば、運営は自分なので、外部にコントロールされることはありませんし、手数料も安くなるだろうと思います。メンタリストDaiGoさんが「Dラボ」という自前サイトを持っている理由のひとつに、これがあるだろうとは思います。

とは書きつつも、まずはEtsy上でのショップの売上をある程度の規模まで大きくすることが前提かと。具体的な数値はちょっと浮かびませんが、「毎月これくらいの売上があったらいいな」というご自身の希望の額まで売上がでてきたら、自前サイトの制作を考えだしてもいいかもしれません。

例えば、ポスターのデジタルデータを販売しているEtsyショップ「KIKIANDNIM」では、どのように自前サイトに誘導しているのか。

KIKIANDNIMのEtsyショップ(参照:https://www.etsy.com/jp/shop/KIKIANDNIM )
KIKIANDNIMの自前ショップ(参照:https://kikiandnim.com/ )

まず、Etsyショップのプロフィールのリンクに自前サイトのURLを表示してますね。

自前サイトのショップリンク

次に… と探してみたのですが、なんと自前サイトへの誘導部分はプロフィールのセクションのみという印象でした。商品の説明文にも見かけなかったですし、メルマガに登録しても自前サイトに誘導されるということもありませんでした。値段も、Etsyショップのほうが安く買える状況のようでした。

誘導はしたたかに

「KIKIANDNIM」の場合は、そこまで積極的に自前サイトに誘導している雰囲気がありませんでしたが、同時に感じたのは、あからさまに「こっちにきて!」と誘導するのはよくない、という改めての認識もあります。

Etsyの運営からしたら、お客さんにはEtsy上で買ってもらうことがうれしいはずです。もしあるショップが「これからはこっちの自前サイトにきてね!」と誘導していたら、快くは思わないでしょう。アルゴリズムでショップをあまり表示させないようにするかもしれません。

そういう意味で「誘導」という言葉はよくなかったですね。書いてきたように、最終的には自前サイトを持つのは理想ですが、それが完成したときには、あくまでお客さんには「選択肢のひとつ」として入り口をぽっとどこかに出しておくくらいがいいのかもしれません。そういう意味で「したたかに」です。

もちろん、アイデアはいろいろあります。自前サイトで購入すると特典がつくとか、自前サイトのほうが安く買えるとか、などです。

当面はEtsy上でがんばる

とはいっても、かなり先の話です。「自前サイトをつくろうか」と考えはじめるには、まずはEtsyショップを成功させなくてはいけません。それが先。その成功なくしては、自前サイトを制作しても労力と時間だけが出ていってしまいます。維持費だってかかるでしょう。

それでも、こういった長期視点を持っておくことは大事だと思ったので、今回書いておきました。頭の片隅にでも、入れておくといいかもしれません。

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