Etsyで販売できる商品ジャンルと禁止事項
どうも、244です。週に１本ほど、Etsyの攻略情報を投稿中です。ご興味のある方は、ぜひフォローもいただけると感激です。
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今回は基礎的なお話。Etsyではどういう商品を販売することができて、一方で、どういう商品は禁止されているのか。
公式のページをみると、下記の文章から説明がはじまっています。
Etsy で販売する商品はすべて、あなたによるハンドメイド、ビンテージ、またはクラフト素材に限られます。
ハンドメイド、ビンテージ、クラフト素材しかEtsyで販売することができない。そう考えると「けっこう限られるじゃん」と思うのですが、これは「自分自身でデザインしたもの」もしくは「ビンテージ」と解釈することができます。
ということは、「転売」のような他者が制作した商品をEtsyで販売することは禁止されているということとも考えられます。
だいたいの方は、自分でデザインした商品を販売するかと思いますので、ここの部分はあまり気にしなくてもよいかとは思いますが、念の為、それぞれの補足をしていきます。
販売可能：ハンドメイド
ハンドメイド商品は、文字通り「作り手ではあるあなた自身がデザイン、制作した商品」のことです。
出品するにあたり、以下の条件が示されています。
・あなたの商品のオリジナルデザインを、物理的に制作または作成すること。
・ショップのショップ詳細セクション に、商品の生産やビジネスの運営に携わる各個人を含めること 。委託生産パートナーと提携している場合、そのパートナーについての情報を関連する商品情報に開示しなくてはなりません。
・商品情報にあなた独自の 商品写真 を使用すること。
オリジナルの商品を販売するうえで、生産をだれかに委託している場合、そことの提携情報も記載する必要があるとのこと。
ということは、文字通り「すべてのデザイン」を自分でやる必要は必ずしもないということ。大事なのは、それがオリジナルな商品であること。
販売可能：ビンテージ
ビンテージ商品を販売する場合は、それが作られてから20年以上経過していることが求められます。そうではないと、所定のカテゴリー（ビンテージスタイルなど）に登録して販売はできないようです。
ただ、下記の場合はビンテージとは認定されないようです。
・20 年以上前に亡くなった親戚から譲り受けた商品
・同一または同様の商品を他のビンテージセラーが販売している場合
・エステートセールやヤードセールで購入した商品
エステートセールは、故人の遺品や引っ越し前に不用品を販売するもの。ヤードセールは、自宅の庭で開催するセール。要するに、商品自体の出所（制作日や制作者）が不明瞭な場所で買ったものは対象外であると。
ビンテージ商品は、Etsyで販売できる商品ジャンルとして数少ない「自分自身では制作していないもの」とも言えます。
販売可能：クラフト素材
こちらは文字通り、ハンドメイドする上で必要な素材の販売。パーティ用品も含まれるようです。
以下、公式がクラフト素材として認めている例。
・ビーズ
・塗料
・カット布
・パターン
・DIY キット
・クラフト用の「パーツ」
一方で、無地のトレーナーなどはクラフト素材としては認められていません。
販売可能：ダウンロード商品
Etsyでは、お客さんが購入後にダウンロードできる「デジタル商品」も出品が可能です。これが商品の幅を広げています。
ただ、こちらもハンドメイド同様、自分自身がデザインしたものでなくてはいけません。
ハンドメイド商品と同様に、ダウンロード商品として出品されるものはセラーであるあなたが、制作とデザインの両方、またはそのどちらかを担当したものでなくてはなりません。
ダウンロード商品には、下記の２種類があります。
・即時ダウンロード商品：お客さまが購入後すぐにアクセスすることのできる、既存のファイル
・カスタムダウンロード商品：お客さまの要望に合わせて制作され、完成した時点でお客さまへ送られるオーダーメイドのファイル。
購入後にお客さんの要望を受け取り、そのあとにオーダーメイドされたファイルを送信する「カスタムダウンロード商品」というのもあります。
販売できるデータ形式としては、下記となっています。
.bmp
.doc
.gif
.jpeg
.jpg
.mobi
.mov
.mp3
.mpg
.png
.psp
.rtf
.stl
.txt
.zip
.ePUB
.iBook
ご覧の通り、画像から動画、音声、電子書籍まで販売することが可能です。かなり多岐にわたりますね。
ファイル名は上限 70 文字までで、英数字、ピリオド、アンダースコア、またはハイフンを使用できます。
最大１商品につき、５点までファイルを設定でき、最大20MBまでのファイルをアップロード可能とのこと。これでいくと、20 x 5 = 100MBまでが最大容量でしょうか。
デジタル商品でたまに見るパターンは、ダウンロードリンクが記載されたPDF１枚のみを販売するスタイル。商品のデータ自体は別のサービス（Google DriveやDropboxなど）に入れておいて、そこでダウンロードするための手段となるファイルを販売するもの。これだと最大容量を気にせずに済みますね。
１点注意なのは、デジタル商品にはバリエーションを設定することができません。例えば、Tシャツを販売する際にS、M、Lと設定するものです。
禁止されている商品
公式より、以下に該当する商品は販売が禁止されているとのこと。
・アルコール、タバコ、薬物、薬物用の用具、医療用薬物
・動物関連の商品および人骨、または遺体
・有害物質、リコール対象商品、武器を含む危険な商品
・ヘイト（憎悪）を促進、助長または美化する商品を含むヘイト商品
・違法な商品、違法な行為を促進する商品、厳重に規制された商品
・国際的に規制されている商品
・ポルノグラフィおよび成人向けのコンテンツ
・暴力を促進、助長、または美化する商品を含む暴力的な商品
これは当たり前というか、「ですよね」という感じです。
続けて、下記の商品も禁止となっています。
Etsy の知的財産ポリシーに違反する商品
法的に著作権侵害などをおかしている商品はNG。Etsyの運営はそこをいちいちチェックはしないので、自分自身で気をつける必要があります。
サービスやレンタル
その商品の使用権利を一時的に付与するような「レンタル」、無形な商品である「サービス」などは禁止されているようです。コンサルなどは「サービス」に該当しそうな印象です。
非物質的なサービスや商品
非物質的というと、さきほどの「サービス」も含まれそうですが、そうではなく、レイキや呪術など、非物質的な効用をうたう商品は禁止とのこと。
レイキや呪術など、非物質的なサービスは Etsy では禁止されています。この点を念頭に置き、タロットや霊感占いは Etsy では販売することができ、これには、占いの内容の物理的な写しまたはデジタルコピーが含まれます（例えば、録音、メールやタロットカードの並びの写真など）。
ハーブやクリスタル、キャンドルやチンキ剤など、呪いに関係した素材は、非物質的な効用を謳って出品されていない限り、Etsy で販売することができます。
例えば、「このポスターを玄関に飾れば、金運がアップします」とうたったポスターデザインを販売する、というようなことは禁止。
最後に
以上、Etsyで販売可能な商品、禁止されている商品をご紹介しました。
全体を通して感じる視点は、Etsyは「他では見つからない商品が買える場所」を目指しているというもの。ダウンロード商品が販売できるようにもなっていますが、この指針は変わりません。
ダウンロード商品については、さまざまなアイデアが考えられそうですので、今後アイデアリストなどをつくってみたいと思っています。
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