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見落としがちな維持費「ペイオニアの年間アカウント手数料」|Etsyショップ運営

どうも、244です。週に1本ほど、Etsyの攻略情報を投稿中です。ご興味のある方は、ぜひフォローもいただけると感激です。

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すでに何度か過去のnoteで触れてはいますが、日本在住の方がEtsyにてショップを新規開設する場合、ペイオニアというサービスでの新規口座開設が必須となります。

Payoneer(ぺイオニア)は、国内で取引しているかのように簡単に利用できる、海外商取引での代金を外貨で受取るのための複数通貨対応アカウントを提供している。Payoneer(ぺイオニア)は70の言語で400万人の顧客をサポートし、150の異なる通貨の取引を行っている。

海外送金サービスPayoneer(ぺイオニア)の特徴と日本企業におすすめな理由

要するに、Etsyから諸所の手数料を引いた売上金を受け取るためのツールとして、ペイオニアの口座が必要ということになります。

ペイオニアの新規口座登録の方法については、すでにさまざまな記事が存在しており、下記の記事がわかりやすいので、まだ未登録の方はご参考ください。

登録には、最終的なお金を受け取る日本の口座情報、公的な本人確認書類、クレジットカード情報が必要となります。登録から2〜3日で承認されるようです。

※これから表記していく金額については、現時点(2024年2月11日時点)での為替レートによるものとなりますのでご了承ください。


年間アカウント手数料とは

ペイオニアには「年間アカウント手数料」というものが存在します。これは、下記の条件を満たした場合に課されるものです。

・12ヶ月間の受取金が2000米ドルに満たない場合

請求される額は、年に1回で29.95米ドルとなります。現時点でのレートで約4500円です。

以下、ペイオニア公式によるページです。

どのように計算、請求されるのか

まず、「12ヶ月間」というのは、どのタイミングから?というのがありますよね。僕自身、まだペイオニアで年間アカウント手数料を課せられていないのでなんともいえないのですが、下記の記事を見つけました。

こちらの記事によると、「12ヶ月間」は下記のように判定されると考えられます。

・2023年6月以前にペイオニア口座を開設している方は、2023年6月23日から12ヶ月間の期間
・2023年6月以降にペイオニア口座を開設した方は、口座開設日から12ヶ月間の判定が開始される。

また、この29.95ドルというのはどのように課されるのか?という点については「アカウント残高から引かれる」との記載がありました。クレジットカードで請求されるのかと思っていました。

手数料の請求が「ペイオニアの残高から引かれる」となった場合、以下の疑問がわきます。

・残高が29.95ドル以下だった場合はどうなるのか?

こちら、現在ペイオニアのサポートに問い合わせている最中ですので、回答がきましたら、こちらのnoteに情報を追記していきます。少々お待ちください。

追記:手数料が引き落とされた(2024/03/28)

上記の件、サポートからはわかりやすい回答を得られずだったのですが、今朝ぺイオニア口座をチェックしていたら、こんな画面表示が。

「Annual account fee- partial charge」の表示

商品がひとつ売れただけの売上なので、2ドルちょっとの微々たるものですが、その全額が「Annual account fee- partial charge」という名目で引き落とされています。「年間アカウント手数料の部分的な請求」という意味ですね。

ということで、ペイオニアの年間アカウント手数料の請求のされ方としての推測は、下記となりました。

・12ヶ月間の受取金が2000米ドルに満たない場合、29.95米ドルの請求
・ただし、請求時に口座に十分なお金がない場合は、請求は保留される(免除されるわけではない)
・口座に売上金が入った場合、その都度保留されていた請求額が即時引き落とされる。これは、保留分の請求額がなくなるまで続く。

あくまで仮定です。上記の「保留されている請求額」をどこかで確認できるのか運営に確認中ですので、お待ちください。

追記:サポートから回答あり(2024/04/04)

年間アカウント手数料の請求のされ方について、サポートより回答がありました。

2.23 USD が請求されたとなりますと、残りの年間アカウント手数料の料金は 27.72 USD となり、こちらはペイオニアの残高からのみ請求されます。

Payoneerサポートより届いた内容を日本語で要約

ということで結論としては、ペイオニアの年間アカウント手数料が請求される際は、ペイオニアの口座残高からのみ引き落としがされる。残高が不十分な場合は、その都度部分的に請求され、請求分がゼロになるまで続く。ということになります。

要するに、勝手にクレカなどで毎年請求されるのではないということです。例えば、ペイオニアを長期間全く使用していない場合は請求はされませんが、再開して売上金が入るようになってきたら、そのときに今まで払えていなかった手数料が請求されるようになる、ということですね。

2000米ドルのハードル

注意点としては、この「2000米ドル」というのはペイオニアの口座にて受け取った額となるので、Etsyにてかかる諸所の手数料を引いた後の金額となる点です。

Etsyにてかかる手数料については、以前「16%〜25%で変動」と記載しました。

これからシミュレーションをしていきますが、とりあえずEtsyの手数料は25%としておきます。

ということは「ペイオニア口座で12ヶ月間で2000米ドル受け取る」というのは、言い換えると「Etsyでの12ヶ月間の売上が2500米ドルある」という状態と考えられます。月換算すると毎月208ドルの売り上げがある計算です。208ドルは、約31,000円。

ということは、コンスタントに毎月3万円の売り上げをつくっていれば、ペイオニアにて「年間アカウント手数料」は課されないということになります。

これをクリアしていない場合は、29.95ドルが請求されます。年間4500円。

「毎月3万円」がとりあえずの売上目標

これは月でならしていくと、という想定になりますので、もちろんある月にすごい売上がでたりということもあるでしょう。ただ、毎月3万円の売上がEtsyショップから生まれるまでは、維持費用として年間4500円がかかってくると思っておきましょう。

月換算で400円弱なので、そこまでの負担にはならないとは思いますが、維持費は維持費ですものね。理想は、ここを発生させないように運営をかんばっていきたいものです。

もし、ペイオニアの口座を他の仕事やプロジェクトでも活用している人の場合は、この「2000米ドル」の金額をEtsyだけの売上でカバーしなくてもよいので、また事情は変わってくると思います。

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