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私のコーヒー舌が肥えた理由

とあるコーヒーコナ農園で勤めはじめ、半年が経ちました。2023年4月までは、コーヒーは眠気を覚ますために飲んでいたので、正直味の良し悪しはわかりませんでした。しかも、ブラックコーヒーが嫌いなわけではありませんが、カフェラテが好きなので、ミルクを入れて飲んでましたし。主人の仕事をきっかけに、2023年4月にハワイ島で暮らしはじめ、6月くらいからとあるコナコーヒー農園で接ぎ木の苗を作るアルバイトを始めました。アルバイトにいくたびに、ブラックコーヒーを飲み、1か月くらいが経った頃の話です。休みの日に、家族でレストランに朝ごはんを食べに行き、コーヒーを注文しました。「ん?コーヒーがおいしくない」そう初めて感じたのです。それから数回、同じような経験をしました。
勤め先のコーヒー農園で、毎回のように、質の良いコーヒーを飲んでいたおかげで、知らない間に舌が肥えていたようです。蓋を開けてみると、その農園は、2022年度のコナコーヒーカッピングコンテストの優勝農園だったのです。2023年9月に私のコーヒー感を変えたコーヒーに出会います。現在は行っていませんが、その時は毎週日曜日に農園でツアーを行っていました。そのテイスティング用にSL34という品種のコーヒーを出すから、飲んでみてと言われ、飲んだ時に、「コーヒーなのに苦くない、フルーティー!」という衝撃に見舞われたのです。それからSL34の虜となり、今では家でも農園でも、豆がある時は、SL34を飲んでいます。ある日オーナーの奥さんが、「いいコーヒーを飲みなさい、悪いコーヒーを飲むには人生は短すぎるわよ」と言っていました。その時は、正直アメリカ人はいうことはおしゃれだな~程度にしか考えていませんでしたが、今では、身に染みて、できるだけ自分が好きなコーヒーを飲むようにしています。

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