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丈夫な根っこのリベリカ種の選別

接ぎ木が主な仕事内容ですが、接ぎ木をする下準備も仕事の一環です。今回は、接ぎ木のベースとなるリベリカの根っこの選定について、お伝えしたいと思います。接ぎ木のためには、丈夫な根っこを持つリベリカ種を選別することも重要です。うちの農園では、リベリカ種を豆から育てていて、ある程度育った苗をポットに移します。その際に、根っこが細々している、太い根っこが複数存在しているのは捨て、まっすぐ伸びている丈夫なしっかりした根っこを持つ苗だけを植え替えます。面白いもので、大体苗の部分がしっかり丈夫なのは、根っこもまっすぐと太いものです。下の写真は、2~3か月たったらリベリカの苗です。左の2本は不合格、右2本は合格という感じです。

リベリカ種の丈夫な根っこ探し

オーナーさんは、AとBの土どちらが育つかなど常日頃から実験を行い、生産量を上げる努力をしています。リベリカ種の根っこ選別作業していた時に、土が変わっていて、その土で育ったリベリカは丈夫な根っこを持っていることに気づきました。いつもなら、一つのリベリカ種を育てているトレー(約300本ほどの苗が植わっている)の三分の二程度は捨てていたのですが、土が変わってから、半分以下くらいと丈夫な根っこが増えていることが目に見えて明らかでした。その結果を伝えると非常にうれしそうでした。小さな変化ですが、植物にとっては大きな変化だったようです。

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