プロテア/ヤマモガシ科
昨年の9月に描いた作品。
プロテアは、ギリシャ神話に登場する海神プロテウスにちなんで名付けられた、南アフリカ原産の大きな花です。
昔から一般的に広く知られているプロテアは、もっとギザギザした印象の花なので、このプロテアを最初に見た時には、随分と丸みのある優しいフォルムでプロテアらしくないなと思いました。
調べてみるとこちらの品種は“ヴィーナス”というもので、キング•プロテアと呼ばれるギザギザした印象の花とは、同じプロテアでも品種が違いました。
他にも様々な品種があり、それによって姿が全く異なる点が、自由自在に自分の姿を変化させる海神プロテウスにたとえられたのだそうです。
とにかく大きくて、花の部分はタテ14㎝もあります。
腕に抱き抱えるとけっこう重さがあるので、試しに体重計に載せてみると200gもありました。
がく(花びらのように見えるうろこ状の部分)や花(真ん中の糸状の所)の先端には白い毛がフサフサと生えており、腕に抱えると、ちょっとしたペットを抱いているような気分になりました。
今まであまり馴染みのなかった花ですが、また夏が巡って来たら、次はキング•プロテアを描いてみたいと思いました。
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