ぶっちゃけ貯金っていくらしたらいいの?

「年金だけでは老後資金が2000万円足りません」
と金融庁が警鐘を鳴らしてはや3年。
それから対策を立てられた人はいいですが、
未だに対策を立てることが出来ていない人が多いのも実情です。

なぜ対策を立てることができないのか?
その疑問の多くが
「本当に2000万円足りないの?」
「2000万円用意したら本当に老後は安心できるの?」
「どうやったら2000万円なんて貯金ができるの?」
と、2000万円という金額だけが独り歩きをしてしまい、
自分の場合はどうしたらいい?
を見出せずに行動に起こせていない方がたくさんいるからです。

問題は、2000万円かどうか?
ではないんですね。
「私にとっての老後資金がいくら必要なのか?」
を知って、対策の為に行動をとっていくことが大切なんです。

しかしながら、突然「貯金の目標は2000万円!」と
決めた所で金額が大きすぎて何をやっていいやら・・・
と結局行動に繋がらなくなってしまいます。

貯金の目安としては

Step1:1か月分の生活費
Step2:3か月分の生活費

まずこの2つを目指していくことをおススメします。
なぜこの「生活費」を基準に考えていくのか?というと、
万が一自分や家族に何かあって働けなくなった時に使っても良い現金
という位置づけだからです。

2020年の時に突然コロナがやってきて、
オンラインに切り替えられた人は良いですが、
そうじゃなかった人は収入がガクンと減ってしまったり、
給付金が出るまでの間をなんとか繋いでいく必要がありました。

そういう大きな出来事じゃなかったとしても、
体調を崩して仕事が出来なくなったり、
転職活動のために一時的に収入が途絶えたり、
親の介護で仕事が出来なくなったり、
人生に起こりうる万事は色々あります。

ですがその全てをカバーできるだけのお金を用意するのは、
そもそも不可能です。

なのでまずは生活費の1か月分の貯金を目指す。
それが出来たら3か月分を目指す、と言う風にステップアップしていくと、
目標が出来て分かりやすいのでおススメです。

家族が多かったり、何か不安な事が今既にある場合は、
生活費の6か月分の貯金を目指してみるといいです。

そこから先は、貯金もしつつ資産運用への一歩を踏み出せると、
更に安心感も増して将来への漠然とした不安は
少しずつ少なくなります。

貯金はすごく大事です。
ですがぜひ「貯蓄から資産形成」へのステップアップも
考えてみてください。

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