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畑で子どもに自給力を③〜耕さない自然農について

こんにちは、四谷大塚NETフォーラム塾上本町教室塾長・学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。
ご訪問いただき、ありがとうございます。

今回は、耕さないことについて書きます。

❤︎耕すこと


耕すとは、
生物を育てながら、
ある意味では自然界に逆らうことになります。

野菜を育てるとき、
土地を耕し、
耕した土地に堆肥と肥料を入れ、
土地の上にビニールのマルチをかぶせ、
土を作ります。

マルチとは、
土地の上にかぶせることにより、
土地の保温、保水し、雑草が生えないようにします。

土ができたら、
種または苗を植え、
水を定期的に与えます。

これは、私たちが見る当たり前の畑の風景です。

耕すと、
野菜を植えるごとに
耕し、水を与え続けなからばなりません。

❤︎自然農~耕さないこと


一方、
耕さない自然農は、
植物の根が土地を耕し、
枯れた植物が堆肥になり肥料になりマルチになります。

名前のごとく自然に任せます

雑草が、
その時と気候で
自然と生き抜くのと同じように、
水も与える必要ははどんどんありません。

❤︎耕さない土壌の豊かな命


たくさんの命が栄えている土壌を見ると、
どこを見ても耕されていません。

その耕されていない土壌においては、
豊かな命の営みをして、
そこで食べて食べられて、
共存共栄、
親から子、
子から孫へと絶えることなく命が栄え続けています。

その土壌は豊かであり続け、
その場にふさわしい動植物が生命活動を営み、
自ずからその命にふさわしい環境に変化していきます。

❤︎耕さなければ


耕さなければ、
健全なる生存が約束され続け、
多くの動植物たちがその場その気候その環境に応じて
生命活動を盛んにします。

耕さなければ、
無数の命が
生き枯れ、
安心して地表に地表にと重なっていきます。

過去の命たちの歴史の積み重なりが、
そこに根をさして次の命の草々が見事に生をうけます。

その枯れて地上に重なったの層では、
枯れたものを食べて生きる小さな生物
目には見えぬ微生物たちが、
土壌を耕し、肥沃にしています。

もちろん
地中の小動物の排泄物を食べて生きる生物たちも営み盛んです。

地表でも多種多様の生物が、
目的とする作物の足元で
作物と共にいのちを栄えさせています。

❤︎耕さない、耕してはいけない


耕さない田畑では、
過去の命たちの死骸と環境を土壌にして
地中でも地上でも多くの生物がひたすら自分の命を生きています。

この土壌が非常に大切であり、
耕すと
それを壊してしまいます。

❤︎命を育てるため耕すことが命を奪うことになる


耕すと
この多くの生物たちの命を奪うことになり、
大切な命の土壌を壊して、
不毛の土地に変えてしまします。

過去の命の営みから、
今の命が生きることを約束されており、
この土壌で、
はかり知れない多様なる生物が常に生きており、
他の命が生きているところで、
それぞれが生きることができ、
野菜も生きることができるのです。

野菜を育てるために、
耕す。
そのような姿は、
いのちの土壌ではあり得ないことです。

これは、
生物を育てながら、
生物を壊すことになります。

❤︎まとめ。畑で子どもに自給力を③〜耕さない自然農


耕すことは、
土の中の生物の生態を破壊することになります。
だから、
耕し(破壊し)続けなければ、野菜は育ちません。

耕さなければ、
土の中の生物は生き生きと活動して、
土地を耕し続け、肥沃な土壌を作り続けます。

耕さない自然農を学ぶことは、
自然と共生し、恵みに感謝する心を育みます。

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