アラ古希ジイさんの人生、みんな夢の中 フィリピン編⑱ さよならパーティ
今回は、駐在の最終盤、マニラと現地でのThank-you パーティ、謝恩会と小さなプレゼントのお話。
1.さよならパーティ in Manila
自分を含め3名はオーナーから延長要請があったが、所長を含む3名は、12月初めの帰任が決まったので、さよならパーティは11月中に行われた。しかし、フィリピンのオーナーに、そんな気を利かしてくれる人たちがいる訳でも、また予算もないから、費用はこっち持ちで、中華レストラン2階の宴会場を借りてパーティをした。オーナーが用意してくれたのは、パソコンで作った、我々1人ひとりへの感謝状(Certificate of Appreciation)と簡単な楯だけだった。我々も返礼としてスピーチし、盛り上がったところでパーティは滞りなく終了。その後は散会したが、ローカルスタッフのひとりが、車を運転して、地元の人しか知らないような、ほぼ全裸の男女の炎のショー(Fire Show)が見られる屋外の施設に連れて行ってくれた。「誘えばお持ち帰り(Date)もできるよ」と彼が言ったが、彼の好意にだけ礼を言い、寮に帰った。翌朝、自分は現場サイトへ向かったのを記憶しているので、早く帰任する所長たちは、帰任までマニラに留まったのかもしれない。
2.Thank-youパーティ on Site
所長たちが日本に帰任後、自分は約3週間、マニラとサイトを往復しながら、最終レポートを纏めたが、サイトの皆と何もしないのも寂しいので、オーナーの担当者や弊社のメイド、ドライバー、ガードにも声を掛けて、ボーリング大会とレストランでの会食を計画した。その時写真もそれなりに撮ったが、残念ながら残っていない。ホントに捨ててしまい後悔しているが、田舎町のボーリング場で2ゲームくらいし、サイトの町で一番マシだったレストランでの会食の後、藁葺の飲み屋(強いて言えばグランドキャバレーかショーパブのようなところ)にも行き、ほぼ自分一人で散財したが、十分楽しかったし、メイドやガードまで来てくれて本当に良かった。
3.小さなプレゼント
パーティには、シフト(交代勤務)の関係等で全員は無理なので、世話になった全員に何かプレゼントしたいと思い、日本に帰った時に買っておいた、木製の小さなおもちゃを一人一人にプレゼントした。メイド等5、ガード6、ドライバー7、その他ローカルスタッフ10、オーナー側9の合計37人、12月に一人一人に渡した。
4.最終レポート提出
最後の1週間を残し、レポート完成。オーナー側に渡し、いたく感謝され、明日は帰任という前夜に、オーナーの課長の家で祝杯とご馳走を戴き、ホントにやり終えることが出来た喜びを味わう事が出来た。
翌朝ニノイ・アキノ国際空港から成田行きの飛行に乗れば、全ての仕事は終わり、というところまで来た。
今回の一首
飛ぶ雪の碓氷(うすひ)を過ぎて 昏みゆく いま紛れなき 男のこころ
岡井 隆
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