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夏の雑草

雑草が繁っている景色が好きです。夏に向かう時期、道端や空き地や河原など、イネ科の雑草がニョキニョキッと一気に伸びると、「夏が来た!」と思います。身近に生えている稲っぽい雑草は、〜ヒエ、〜ビエ、〜シバ、ヨシ、トクサ、エノコログサ、カヤツリグサ、コバンソウ、ススキあたりでしょうか。詳しい分類と名称は、私にはよく分かりません。

初夏〜秋にかけては、いろいろな種類の雑草が楽しめます。空き地になったばかりの場所が、あっという間に雑草天国!みたいになったりもする。そんな逞しいところにも惹かれるのだと思います。
しかし、空き地の管理は大変ですね。私は雑草を眺めるのは好きですが、草むしりは好きではない(笑。

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さて、好きなものは依頼がなくとも描きたくなります。
以前描いた夏休みのオオカミさん。手前にオヒシバ、エノコログサ、隠れてコスズメガヤ。線香花火みたいにチロチロっとしていて可愛い草です。
こういう場所に足を踏み入れると、バッタがぴょんぴょん飛び出てくるのが楽しい。でも、場所によっては蛇とか隠れている場合もあるので、むやみに試さないでください(雨上がりは特に注意!)。

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カヤツリグサも花火っぽくて好きです。夏後半〜秋が見頃。

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白い穂が可愛いチガヤ。夏草の一番手チームの中では、白い穂で目立つ存在です。初夏の風に吹かれている姿が良い。紫の花はダンダン桔梗。ミニミニサイズの雑草桔梗です。

春の雑草は、お花がメインな感じがしますが、夏は草!です緑!です。風に吹かれてシャラシャラッという音を奏でるところもまた良し!風流ですね。
ちなみに、ネ科の葦(ヨシ)は簾や葦簀にもなるお役立ち植物です。姿を変えて生活の中にしれっと馴染んでいます。

夏の雑草は人を困らせる存在ではありますが、素晴らしくたくましい。



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