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節分鬼とヒイラギイワシ

節分の豆まき。子供の頃にやってた記憶はありますが、今は節分といえば「太巻きを食べる日!」という感じになっています。節分に追い払われる悪役の鬼は、疫病をもってくる鬼。または、邪気や悪霊のたぐいといったところでしょうか。もともとは、厄鬼や邪気など目に見えないタイプの怖い鬼。

しかし、絵におこすと、コミカルな生き物にも見えるのが鬼。古典の絵巻などでは、いかに恐ろしく描くかが競われていた感じですが、青や赤で塗られたカラフルな鬼は意外と面白く見えます。昔の絵師たちは「鬼は怖いもの」を伝えようと頑張ってたんだなぁ、なんて思ったり。

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さて、現在描かれている節分鬼の定番イメージは、赤か青色の肌をして、トラ柄のパンツを履き、鉄の棍棒を持った鬼。いつからこのイメージが定着したんでしょうね?。ヘアスタイルがくるくるパーマなのは、ドリフのコントからかしら?。

最近見かけませんが、節分に飾るヒイラギイワシ。「このタイプの鬼には効かないだろうな〜」なんて思ったので、イラストにしてみました。トゲトゲと臭い匂いを嫌がる鬼って、どんだけデリケートなんだ?って事になります(笑。

ヒイラギイワシの撃退ターゲットは、きっと目に見えないタイプの怖いもの。コロナ除けの験担ぎに、玄関先にヒイラギイワシはいかがでしょう。


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