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フランスでもチョウザメを養殖。キャビアを生産!

キャビアといえば、ロシア産のものが有名だが、アキテーヌ地方ジロンド県でも1900年初頭から生産している。
キャビアはチョウザメの卵である。チョウザメは3億年前から生育している古代魚で、サメの仲間ではない。なぜそう呼ばれるかというと鱗の形が蝶の羽に似ているからだという。
アキテーヌ地方では、ジロンド川などのチョウザメが15世紀にはすでに食用としてマルシェに並べられていたが、その卵は長い間、食べられずに捨てられていた。それを知ったロシア産キャビアを輸入販売していたレストラン・プルニエのオーナーが、ロシア人の協力を得、この地にキャビア加工所を設立。フレッシュなキャビアをレストランで提供することに成功した。ジロンド県で生産しているキャビアは、セヴルーガとオシェトラの中間の大きさで2.5mm以上のもの。現在は養殖キャビアである。学術名は、Acipenser baeri、和名はシベリアチョウザメと言う。

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