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インド総督のお抱え料理人が、ハギスを元に作った不思議な食べ物

仔羊肉とレモンを甘く味付けしたものを生地の中に詰めて焼いた、南仏ペズナスの名物惣菜?お菓子?

Petits Pâtés de Pézunas(プティ・パテ・ド・ペズナス)です。

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この食べ物には、こんな歴史があります。
1770年頃、Lord Cliveというインド総督(イギリス人。インドはイギリス人にとって健康を害しやすい土地で、インドは総督の墓場と言われていたとか)が、病気の治療のためにインド人の料理を連れて南仏モンペリエ(医学においては中世から有名)にやってきた。その際の滞在先は、近くのペズナという小さな村だった。ある日のディナーで料理人は、スコットランド風の仔羊のパテを招待客にふるまったのである。すると招待客たちは気に入り、レシピを知りたがった。料理人は総督の許可をもらってレシピを彼らに教えた。そしてPoucaiolというパティシエが自分のお店(9,rue des Chevaliers de Saint-Jean)で作って販売するようになったのである。それがこのプティ・パテ・ド・ペズナスと呼ばれる不思議な惣菜?お菓子?であります。現地では、サラダと一緒に食べると言う人もいるし、アイスクリームと一緒に食べると言う人もいる。これはスコットランドのハギスが元になっていると考えられますけど、レシピ見る限りではハギスは甘くないですよね?肉まんのアンが甘かったりしますが、それに似たイメージでしょうか。レモンを効かせたのは、その料理人が南仏という土地に来て思いついたのかも? 食べたら意外と美味しい。(笑)


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今回、初挑戦で作ってみました!

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