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好きの内訳(中身は漫画のハナシ)

好きな映画、音楽、小説は数あれど、漫画になると現在も連載中(2022年8月時点で休載中)のHUNTER×HUNTERが断トツの一位になります。

作者の冨樫先生が突如開設したTwitterのアカウントでは、執筆の下書き風景と作業の進捗をツイートしており、2022年8月25日時点では約301万人がその一挙手一投足を心待ちにしている。
その人の代表作である、大人気作品です。

小学生の頃からリアルタイムで30代中盤の現在まで、20年超読み続けている作品。
読み返してみると「昔は好きだったな」なんて作品もままあるが、この作品に関しては、最近また読み直しても好きであることに気づき、その普遍的な魅力をまざまざと感じています。

ただ、作品のどこが好きなのか、何に魅力を感じているかを、私が魅力を感じた温度のまま、私はその感動を人に伝えられないのではないだろうか。
それほどに圧倒した面白さ。
最も自分に欠けているのは、表現力、伝達力というより、理解力であると気づいたときに感じた虚しさと焦燥感。

何に魅力を感じたかというと、きっと

・キャラクターがまるでこの世のどこかを生きているかのような、リアルから離れすぎていないが、魅力あるファンタジーを兼ね備えた作品像

・対立や着地点の背景にはその世界の政治や思想があり、その背景が濃いが故に見えてくるキャラクターの心情の機微

・使い手の視座の高さによって勝敗の分かれる対決要素

・個性が豊かで成長の度合いが異なり、応援したくなるキャラクター達
などでしょうか。

この要素を満たす作品はほかにも五万とあるだろうし、私が知らないだけなのだろうが、過去も現在も私の一位であることには揺るがない。それが何故かを知りたい、と思う。

作品にしろそれがリアルの人間関係にしろ、何(誰)を好きであることに理由はいらないかもしれないが、
何(誰)を好きかを知ることは、一方で何が許せないのか、または人生に何を求めているかについて、より鮮明に理解する一助になるのではないかと感じます。

何だか分からないものに拒絶反応を示す前に、いま好きなものに胸を張る自分。
自信を持って胸を張りたいと思った午後。

ちなみに、一番好きなキャラはナックル、二番はフィンクスです。
どこか生き様を感じてしまうからかもしれない。

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