イートン

東京在住40代サラリーマン。地方出身者が「ビバリーヒルズ青春白書」を見て強烈にアメリカ…

イートン

東京在住40代サラリーマン。地方出身者が「ビバリーヒルズ青春白書」を見て強烈にアメリカに憧れ、大学時代にカナダに留学。そろそろ記憶が怪しくなってきたので、小説風に記録に残す事にしてみた。

最近の記事

スタンレーパークでローラーブレード

 カネダに誘われ、人生で初めてローラーブレードなるものを体験した。興味を持った同級生のシノブとナミもついて来た。レンタル屋でローラーブレードを調達し、その場で装着。立ってみる。立てる。滑ってみる。滑れる。なるほど、こういうものか。よし分かった。ん?待てよ?止まれない。店の前はなだらかな斜面。斜面から交わる道路はウェスト・ジョージアストリート。片側三車線の幹線道路である。北米サイズの大型トラックに踏まれる寸前だったが、どうにか信号機のポールに体を激突させて止まる事が出来た。早々

    • 1998年8月 現地到着~ホームステイ

       同級生と共にバンクーバーに到着し、まずは留学先であるブリティッシュ・コロンビア大学の寮に借り住まいを開始した。到着してから3泊は寮住まいだ。到着した8月1日は、ダウンダウンに近いイングリッシュベイという岬で花火大会。恐らく、以前もバンクーバーに滞在した事の有るカネダが案内してくれたのだろう。日本から一緒に到着した同級生数人で見に行った。  それにしても流石高緯度バンクーバー。この時期の日没は21時を過ぎており、花火大会が始まったのも22時を過ぎていた。ラジオを活用してオー

      • 1997年8月 事前語学プログラム

         1998年7月31日、これから翌年5月迄のカナダ留学プログラムへ出発する私は、関西国際空港に居た。見送りに母、兄、そして従姉。当時の関空は開港して4年足らずと、まだ自分の中でも「新しいもの」という認識だった。その真新しい関空から、私はバンクーバーに向けて旅立った。  参加した留学プログラムは自分が通っていた大学と提携関係にあるバンクーバーの大学との交換留学プログラム。その為、同じ大学の学生数人も一緒のフライトでの渡航となった。大学の正規カリキュラムが始まるのは9月。そのフ

      スタンレーパークでローラーブレード