【今日の刺さった言葉たち】2023年1月7日

記事を選んでいただきありがとうございます。東海地方で生産管理をしているEtologです。日々の読書週間の中で心に刺さった言葉たちを読書ノートとしてまとめています。

\こんな方におすすめ/
・次に読む本を探している方
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▼ビジネスエリートになるための投資家の思考法−THE INVESTOR'S THINKING

書籍紹介

ビジネスエリートになるための投資家の思考法−THE INVESTOR'S THINKING

Amazonより

第1章 お金に困らなくなる2つの方法

価値を考える

“あなたはビジネスでお客様にどんな価値を提供しているでしょうか?あなたの勤め先の会社の「企業価値」を意識して働いていますか?”

冒頭からの問いかけ、自己啓発本ではよくある「あなたのお客様は誰?」といったものですが、ハッとさせられるフレーズでした。特に勤め先の企業価値については特段意識することもなかったので、これを理解した上で仕事をできているかどうかで「やりがい」の創出にも繋がりそうだと感じました。

「投資」は「投機(ギャンブル)」とは違い、長期的な視点で行う

“生活のために雇用主に労働させられるだけの人を「労働者1•0」と私は読んでいます。大企業でさえ存続が危ぶまれる時代に「労働者1•0」のままでいることは、人生100年を生きるうえで自殺行為に近いといっても過言ではありません。”

“ではどうすれば、お金に困らなくなるでしょうか。有効な解決策が「長期投資」です。長期投資とは、中短期で株の売買をして利ざやを儲ける「投機」「ギャンブル」とは根本的に違います。ビジネスの本質(=事業の経済性)を見極めて、株式を長期保有することでその企業オーナーになるということです。そしてその企業が創出する価値をオーナーとして長期的に享受することです。”

みなさんの持っている広義の資産は「時間」「才能」「お金」であり、この3種類の資産はある程度交換可能です、これらの資産をぐるぐると回しながら能動的に働きかけることで、将来の資産(時間、才能、お金)を大きくすることこそが、人生における広義の投資なのです。自分という「資産」に能動的に働きかけること、いわゆる自己投資ですね。この自己投資は、金融資産の投資に比べても、とりわけ若いビジネスパーソンにとってははるかに安全確実で高利回りだと考えます。”
この2つの投資を実現できれば、「労働者1•0」から「労働者2•0」へ、人生のフェーズが一段上がります。本書では、この2つに共通する具体的な思考行動特性(コンピテンシー)を詳述しています。私はこれを「インベスターシンキング(投資家の思考法)」と名付けました。重要なポイントは「ビジネスの本質である、付加価値を創出する構造を見極める」ということです。”

リベ大でも常々触れているところですね。長期投資や自己投資を継続して行う中で「このまま続けていても大丈夫なのかな」という不安に対して、一種の解を与えてくれているように思いました。
 色々な人たちが示す、「継続は力なり」はこの世の原理原則であって、成功の必須条件であるため、やはり私たちも鍛錬は続けなくてはなりませんね。

私たち、企業の「価値」を今一度見つめ直す

“私は、企業はそこで働く人のための場所ではないと考えています。従業員に給料を払うために企業が存在しているわけではないのです。ではなんのために、こんなにたくさんの企業があるのか?答えは明確で、人や社会にとって価値あるものを生み出し、提供するために存在しているのが企業です。ですから、「従業員にたくさん給料を払えば、創意工夫で価値あるものを生み出してくれるはず」と考えている経営者がいたら、完全に逆の考え方をしています。付加価値の高い事業をやっている企業しか、従業員に高い給料は払えません。
“あなたがいくら大企業に勤務していようと、「労働者1•0」の働き方をしている限り、いつリストラの対象となるかとビクビクしながら過ごさなければなりません。大事なことは、どこで働くかではなく、どのように働くかなのです。

ビジネスが問題解決を前提に営まれているという真実がこの文章に凝縮されていると感じました。企業価値を知ることの重要性、それは私たち自身が勤め先で何を行い、社会に価値を示していくのかに直結しています。様々な顧客の表層、深層の問題を解決することこそ、そこで働く意義になるのではないでしょうか。そうなってくるとやはり「何をするか」のクオリティを上げるためにもスキルアップや学び直しは必要不可欠ですね。

問題を「発見」できる人物への成長が個人として必須

“モノが溢れる現在の先進国では、顧客の抱えた問題が「機能」という具体的かつ画一的なものから「意味」という抽象的かつ多様なものに移っているのです。このように機能的価値が満たされた先進国において、顧客に意味的価値を提供することは簡単なことではありません。なぜなら顧客自身が自らのニーズを把握していないことが多いからです。このような意味的価値の世界では、顧客の問題は「解決」する前にまず「発見」しなければなりません。顧客自身も気づいていない問題を発見しようというのですから、非常に困難かつ複雑なプロセスです。顧客の問題を発見し、解決するには、自分の仕事や顧客のビジネスモデル、属する産業の構造を熟知しなければなりません。その第一歩は、顧客を観察し、顧客について知ることです。”

問題を解決するための手段が世に溢れている現代で、いかに問題を発見できるかが肝要となります。その道のりは決して平坦なものではないでしょうが、私たち一人ひとりが問題を発見して、解決できるかもしれない、そう考えるとワクワクしてきませんか。

お金に困らなくなる2つの方法には「問題を発見・解決する立ち位置を見極める力」が必要

自己投資:顧客・社会が抱えた問題を発見・解決できる企業のオーナーになり、自分が働く。
長期株式投資:顧客・社会が抱えた問題を発見・解決できる企業のオーナーになり、その企業に働いてもらう。

もうお気づきかもしれませんが、この2つには共通するスキルセットが必要です。どちらの場合でも、「顧客・社会が抱えた問題を発見・解決するポジショニング」を見極める必要があるのです。これを見極める土台になる考え方「インベスターシンキング」として詳述するのがこの本の目的です。”

第1章の結論ですね。個人の実力を伸ばしていくことで「自分が働く」「企業に働いてもらう」の両方のカードを選択できるようになります。努力が実らないことが多々あると思いますが、挫けずに励んでいきたいものです。

おわりに

最後まで閲覧いただきありがとうございました。
私の中で初めての試みなので、まだ1つの記事あたりにかける時間がかかり過ぎてしまいますが、徐々に慣れていくことで、短時間・わかりやすく身につけた知識をシェアできたらと思います。

明日からもまた頑張りましょうね!


最後まで読んでいただきありがとうございます! 記事は読みやすかったですか?あなたのためになったでしょうか? 私が体験したこと、学んだことが少しでもあなたの心に残るととても嬉しいです。