フェム二ケアフードを食べて、IPも調べてみました
最近、たまたまドラッグストアでフェム二ケアフードというものを目にし、ちょうとタイミング的に、その製品が歌っている症状緩和の対象となっている症状が出始めるころだったので、ものは試しにと、購入をしてみました。
その製品というのは、明治から販売されている、α-LunAシリーズです。
α-LunA ミルクチョコレート
私が買ったのはミルクチョコレートで、チョコとしては普通に食べやすく、手にべたつくとかもなく、しかも一口サイズなので、これはオフイスとかでも手軽に食べられていいな、と思いました。
特に機能性食品というわけではないようですが、早速関連知財を調べてみました。
関連知財について -特許
まずは特許から。
J-PlatPatを使って、以下の感じでラフに検索をしてみました。
複数抽出された特許に目を通し、今回の商品に関する特許は、おそらく、こちらではないかと考えられます。
特許第7433220号
国際出願日:2019.6.4
日本の他に、台湾に出願がされている。
請求項1:
α-ラクトアルブミンを含む、月経随伴症状の処置用組成物であって、月経随伴症状が、身体的不快症状である、組成物。
請求項1から、いわゆる用途発明ですね。
請求項1は食品ではありませんが、日本で食品における用途発明についても考慮されるようになったのは、機能性表示食品の制度が始まった2015年からなので、本特許は、食品における用途発明の審査が導入された以降のものとなります。
食品用途発明については、以下の私の事務所HPの記事をご参照ください。
個人的には、月経中の不快症状というのは、本当に個人差が大きいと思うのですが、それらについてどう具体的にデータを取り、効果を示しているかという点が、興味深かったです。
実施例でかなりしっかりデータを示されている印象です。
なお、10年ほど前の、こちらの技術分野に関連すると思われる特許も存続中です(両者は親出願、子出願の関係にあります)
関連知財について -商標
続いて今回の製品に関する商標を検索したところ、あっという間に2件、見つかりました。
α-LunA
フェムニケア
それにしても製品に関連する特許にしても、商標にしても、製品が販売される4,5年前に取得をされていて、製品開発にそれなりに時間を要されたのか、そもそも機能性食品(では今回はありませんが)の開発スパンは大体こんなものなのか、少し気になりました。
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