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Adobe CS5をMacにインストールして使いたい人に【2023年版】

Adobe Creative Suite 5 (CS5)はAdobeアプリのパッケージ。Design Standard には Photoshop や Illustrator が含まれています。今の CC のように月単位や年単位で課金する方法ではなく、永続使用できる買い切り型のアプリケーション。ずっと無料で使えるなんて最高ですね。

とはいえ発売は2010年。さすがに今のOSではきびしい

ここでは「新しく買った中古Macに Adobe CS5 をインストールしちゃお!」という体験を元に、2023年現在の情報をまとめておきます。(Mac版の情報です)

Adobe CS5 がなんとか動作するMacOSは10.14.6 mojave までです

なんとか動作する、ここアンダーライン。対応するとは誰も言ってません。まあ動くよね程度の感覚。いくつかトラップな操作があって最悪落ちます。そんなに特殊なことをしなければ、概ね問題なく使えるレベルです。

CS5インストール時は要ライセンス。登録済ならAdobe IDでサイトからDL可

まずインストール時に「××が無いからインストールできません」という表示。「××から△△をダウンロードしてください」リンク先に飛んでくれます。Appleのサイトから「2017-001」みたいなやつをダウンロードしてインストールすることになるでしょう。これが無いと動きません。ファイルの正体は検索すると出てくるので割愛。正直知らなくても生きていける。

これでCS5インストールの準備が整いました。

インストール時にソフトウエアライセンス番号を要求されます。まあどのソフトでも当然ですよね。入力します。

再インストールの人はもちろん CS5 を Adobe に登録済ですよね。Adobe ID のアカウントページから CS5 をダウンロードできます。マスターディスクどこか行っちゃったよ〜って人も安心。(2023年9月現在の情報です。以下同様)

登録ページにはライセンス番号も書いてあるから、見ながら入力するだけ。ちゃんとAdobeに CS5 を登録済だったら、手ぶらでいつどこでもダウンロードできてライセンス番号まで簡単入力できちゃう。すばらしい!

全アプリ.0.0の初期バージョンがインストール

しかし Adobe を持ち上げるのもここまで。インストールが終わった CS5 は当然の事ながら初期バージョン。念のためサイトからダウンロードしてみたけど、やはりこちらもCS5最終版ではなくマスターディスクと同じ初期バージョンでした。

これは危険。動作不安定で後にバグフィクス版が出ています。初期バージョンを使うのは絶対に避けたい。

さっそくアプリからアップデートを選びます。 Adobe Application Manager が立ち上がってチェックした後「これだけアップデートが必要です」結構あります。そこで通常ならアップデートできるんですが、今は対応していません。

アプリケーションマネージャを新版にしても自動アップデートできない

ここで参考になるのがAdobeコミュニティのアドバイス。そこには複数が「アプリケーションマネージャをアップデートするといい」と書いています。おそらくそれで解決した時代もあったのでしょう。しかし2023年では、それでもアップデート更新はできません。

残るはソフトウエア単体ごと手動アップデート

自動アップデートできない以上、自分でアップデータを見つけてきて、自分でフォトショやイラレをそれぞれ手動アップデートするしかありません。

ここで再び参考になるのがAdobeコミュニティです。同様の投稿が多く見つかるでしょう。しかし、そこに書かれたアドバイスにあるリンクを押しても、残念ながら今それらのアップデータリンクはほぼ全滅しています。つまりアップデータファイルが見つからない状態。

これも以前は普通にアップデータに行き着いて、ダウンロードして手動で単体アップデートできたと思いますが、今はサポート終了でリンクまで切断したみたい。かなりいけずやわAdobeはん。

2023年、CS5のアップデータはどこにも残ってないのか

現在のCS5アップデータ (Mac)のうち見つけたもの。
Photoshop CS5 12.0.0 → 12.0.4
Illustrator CS5 15.0.0 → 15.0.2
※setupで15.0.1 に上げた後 15.0.2に上げる

検索した結果、フォトショとイラレはアップデートパッチを見つけて当てることができました。Indesign 7.0.4 と Bridge 4.0.5 は見つからず。ネットの海を漂うこと 120時間かけてこんな感じなので、もうちょっと探せば見つかるかもしれません。

まとめ

もしも運良くアップデータを見つけたら。アプリにパッチを当てる前に、そのアップデータ自体を要保存。次回また再インストールするとき困らないように、ディスクに焼くなりして保管しておきましょう。

もし今のマシンで動作中の最新版(Bridge4.0.5など)があるなら、Time Machineでバックアップして、そこから復旧させるほうが簡単かもしれません。

あ。オクやメルカリで中古CS5買ったAdobe未登録の人の場合は、起動含めてどうなるか、全くわからないので知識ないです。

なお、 MacOS も Adobe CS5 も、あくまで「そのバージョンでの最新版」です。当然ながら現在使われている最新バージョンよりセキュリティ面で劣ります。セキュリティアプリを入れたり、ネットワークに繋がずスタンドアローンで使うなど、個人の責任でセキュリティ対策が必要だと思います。



筆者マシン環境:メイン機
MacBook Pro (mid2012) 16GB / SSD1TB
MacOS 10.14.6 Mojave
Adobe CS5 (Photoshop 12.0.4, Illustrator 15.0.2, Bridge 4.0.5, Indesign 7.0.4)

予備機(今回購入+新規インストール)
MacBook Pro (mid2012) 8GB / SSD240GB
MacOS 10.14.6 Mojave
Adobe CS5 (Photoshop 12.0.4, Illustrator 15.0.2, Bridge 4.0.0, Indesign 7.0.0)

Adobe CS5 はライセンス契約で2台までのMacにインストールできます。ただし同時使用はできません。

ここに書いたのは、あくまで筆者個人のマシン環境によるもので、同一機種によっても挙動が異なる場合があります。自己責任でお願いします。

わたしが以前助けてもらったように、いつかだれかの参考になれば。

では良いMacライフを♪

2023.9.9