見出し画像

ローリングラウド・パタヤ2023レポート~ヒップホップの過去、現在、未来が交差する記念すべき初のアジア開催~Rae Sremmurd(第1回)

今年のソンクラーン休暇は日本への一時帰国をしたが、なぜこんなにタイ人旅行者がいっぱいで飛行機代も高いこのタイミングに!と妻に文句を言ったら、息子の学校の次の学年が始まるまでの休みの間らしく、この時期がちょうど良いとのこと。それなら仕方がない。確かに息子たちは去年もタイのソンクラーンに帰国していた。息子によると、今年は4年ぶりに家族三人での帰国らしい。

そんなに経つのか?と思ったけど、たしかにコロナや仕事のため、家族とは別のタイミングで帰国していた。去年はパタヤのローリングラウドに参加するためタイに残ったのだ。そういえば、あの凄いフェスの様子をこれまで誰にも話したことがなかった。

ローリングラウドはアメリカ発祥の大規模なヒップホップ・フェスティバルで、去年はタイで初開催された。出演者はトラヴィス・スコット、ファットジョーなどの海外アーティストに加え、日本からはTERIYAKI BOYZ、AWICH、JP THE WAVY、SALUなどの日本の大型フェスと変わらない顔ぶれに、タイからはタイタニアムやMILLIなどほぼオールスターの顔ぶれとなった。

2023年はヒップホップ誕生から50周年を祝う記念すべき年で、これまでのヒップホップの歴史を振り返るコンテンツが盛り上がり、過去の埋もれていたアーティストの情報や秘蔵の音源や映像などが次々と出てくるお祭り騒ぎだった。

このイベントは初のタイ開催でイベントの治安も予測がつかなかったので、一人でパタヤに乗り込み会場では現地のイベント関係者やスポンサー、出演アーティストと過ごしたので貴重な写真や動画が撮れている。枚数も多いので、振り返りながら音楽や現場の話を交えながら、ゆっくり見ていこうと思う。

画像

1日目

フェス会場の入り口はタイをあしらった迫力のあるエントランス。この会場となるレジェンド・サイアム・パタヤには初めて来たけど、スワンナプーム空港と同じヤックが迎えてくれる城門は常時展示されていて、人気の観光地らしい。地理的にはパタヤのジョムティエンよりさらに南のナ・ジョムティエンというエリアだ。バンコクから高速で直接近くまで来ることもできるのでアクセスが便利な場所にあり、10万㎡以上の広大な敷地には約2万人収容することが可能。これは凄く良い会場を見つけたなと感心した。

画像
画像
画像
画像

チケットは友人が手配してくれたので持っておらず、一般の駐車場に車を停めてリストバンドが貰えるという受付へ。LINEで受け取っていた番号を伝えると、3日間通しのVIPリストバンドをつけてくれた。これで中に入り、ステージ裏にいるはずの友人に会いに行ける。飲食店ブースが並ぶ街道を抜けて、ステージがある広大な広場へと向かう。駐車場から入場ゲートまで歩いて10分くらいだった。

VIPエントランスからステージに向かい、パタヤの友人と再会。彼が今回の手配をしてくれた。裏口からアーティストのいるバックステージへ。丁度Rae Sremmurdのライブが始まったばかりだった。今夜はFerg、Lil Uzi Vert、Cardi Bなどの米アーティストや、タイだけでなく日本でも今知名度を増しているF. Heroのパフォーマンスが見られる。

画像
画像
画像
画像
画像
画像
画像
画像
画像

Rae Sremmurd(レイ・シュレマード)は、ミシシッピ州タペロ出身の兄弟、Swae LeeとSlim Jxmmiからなるアメリカのヒップホップデュオだ。2013年に、レコードプロデューサーMike WiLL Made-Itのレーベル「EarDrummers Records」と契約し、インタースコープ・レコードの傘下で活動を開始した。

2014年にリリースされたシングル「No Flex Zone」、「No Type」、Nicki MinajとYoung Thugをフィーチャーした「Throw Sum Mo」は大ヒットを記録し、いずれもRIAAでトリプルプラチナ認定を受け、ビルボードHot 100でトップ40入りを果たした。これらの曲は、彼らのデビューアルバム『SremmLife』(2015年)のリリースを後押しし、アルバム自体もダブルプラチナ認定を受けた。

Gucci Maneをフィーチャーした2016年のシングル「Black Beatles」はビルボードHot 100で1位を獲得し、2枚目のアルバム『SremmLife 2』(2016年)のリリースにつながった。「Black Beatles」の人気に拍車をかけたのが、2016年後半に流行した「マネキンチャレンジ」だった。このチャレンジでは、参加者がマネキンのように静止したポーズを取り、その様子を撮影した動画をソーシャルメディアに投稿するのが趣旨で多くの人々が「Black Beatles」をバックグラウンドミュージックとして使用したことでこの曲は爆発的な人気を博することとなった。

この相乗効果により、Rae Sremmurdは一躍トップアーティストの仲間入りを果たしたのである。

同年、彼らは自身のレーベル「SremmLife Crew Records」を設立。3枚目のアルバム『SR3MM』を2018年5月4日にリリースし、4枚目のアルバム『Sremm 4 Life』を2023年4月4日にリリースした。デュオとしての商業的成功にもかかわらず、Swae Leeは2018年のシングルでアニメ映画『Spider-Man: Into the Spider-Verse』の主題歌にもなった「Sunflower」(Post Maloneとのコラボ)以降、ソロキャリアにさらに注力している。

画像
画像
画像
画像
画像
画像
画像
画像
画像
画像
画像
画像
画像
画像
画像
画像
画像
画像
画像
画像

以下は、Rae Sremmurdのローリングラウド・パタヤでのセットリストだ。

  1. Not So Bad (Leans Gone Cold)

  2. Sunflower (Post Malone & Swae Lee cover)

  3. No Type

  4. Swang

  5. Black Beatles

  6. This Could Be Us

  7. Come Get Her

  8. Powerglide

  9. Sexy

上記リンクからYouTubeでライブ体験ができるので、時間のある方は是非ご覧いただきたい。フェスのレポートは忘れないうちに今後も続けていきたいと思う。続いてFergのライブに続く。

#ローリングラウドパタヤ2022 #ヒップホップ50周年 #アジア初開催 #ヒップホップの過去現在未来 #タイフェス #音楽フェス #海外フェス #RollingLoudPattaya2022 #HipHop50thAnniversary #FirstTimeInAsia #HipHopPastPresentFuture #ThaiFestival #MusicFestival #OverseasFestival

いいなと思ったら応援しよう!

ローリングラウド・パタヤ2023レポート~ヒップホップの過去、現在、未来が交差する記念すべき初のアジア開催~Rae Sremmurd(第1回)|SANO note