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「読む」だけで終わりにしない読書術。「私の推し本シリーズ20」

この本の主旨。
本を読み実践して人生を変えていく読書の方法。

著者のプロフィール。
子どもの頃、体が弱かった著者2人(この本は2人の共著です)。

二人とも、本と出会い体を改善して人生が変わった体験があります。

彼らは一万冊以上の読書をし、そこから得た知識を元に実践し、さらにそれを検証し記録し改善していった。その繰り返しで変化成長していった。

今は海外で暮らし、会社を起こし、それと並行してYouTube で【本要約チャンネル】と言う動画をアップし続けている。再生数1億回越えにも昇る、人気ユーチューバーである。

その体験をもとに書かれた読書術であります。

この本を、ズバッと一言でまとめてしまうと、『本を読んだら即実践』
以上。(まんまですね(笑))


実は、この本に対して私はものすごく反発心を持ちながら読み進めていました。

どこか違う?なんか違う?読書は違う?そーゆー読書だけではいかん!
みたいな、
モロに、じじいのガチガチ石頭で読んでおりました。

ただこの中に「5分間ランニング」と言う読書の方法がありまして、これに興味が湧き、実践してみました。

なぜ興味が湧いたのか?

実はここ数年、「本を読むと眠くなる病」が発症しております。
読書が大好きな私としては、とても深刻な問題でした。

ですので試しにやってみました。
すると、ものの見事に集中力が増し、全く眠くなることなく、1時間ちかく集中して本が読めました。

この経験があったことで、この本に対する偏見が少し変わりました。
もしかしたら、自分はこの本の著者たちに対して、嫉妬しているのではないか?と思い始めました。

なぜならば、一万冊とは言いませんが、自分も、おそらく5000冊以上は読んで来ている自覚があるからです。

それなのに、どちらかと言えば、自分の人生は思うようにいかないことが多く、ほとんどうまくいかない結末に終わっているからです。

それはそれで物語として語る分には、とても面白い人生にはなったので、よかったなぁとは思っていますが(笑)

ただ、本を読んで結果が出なかったと言う自分に対しての悔しさというか、なんで?なんで?変わらなかったの?みたいな思いが湧いてきたからだと思います。

なぜ、彼らは変われて、私は変われなかったのか?

そんなことを考えながら、ここ1週間過ごしていると、もう1冊面白い本と出会いました。
「人生の土台となる読書」

この本は、「すぐに効く読書とゆっくり効く読書」の違いについて述べていました。
この本の著者曰く、「すぐに効く読書はすぐに効果がなくなり、時間はかかるけどゆっくり効く読書の方が、確実に大きく人生を変えてくれる」と言うようなことを「はじめに」の項で述べていました。

ふむふむと思い、

読み始めてみると、これは読んですぐ実践すると言う類の本ではなく、様々なジャンルの教養的な読書の紹介になっていました。

社会学、心理学、脳科学、その他諸々。

どちらかと言うと、体を動かしたり行動する、と言うようなものではなく、自分の知識を広める、考え方を多角的にしてくれるような、視野拡大的な読書案内になっておりました。

これだ!
と、一瞬思いました。

こっちだよ、実践する読書も大切だけど、それと同じ位このいろいろな視野を広げてくれる、知識を広める読書もとても大切なんだと思いました。

しかし、それでもなぜか自分の心の中にモヤモヤが消えません。どこかに自分の本当の読書だと思っている信念みたいなものがあるのですが、言葉に明確に表すことができない日々でした。

そこに現れたのが「嫌われた監督」でした。

この本はハードカバーで500ページ近くある分厚い本なのですが、自分が昔から興味のあるジャンルだったと言うこともあり、読み出したら止まらなくなりました。

三日間、毎日1時間ずつ夢中になって読んでおります。

そこで私は思いました。
これだよ、これ!
これが読書だよと。

面白いこと、楽しいこと、これが大前提になければ読書じゃない。
と言う思いが浮かんできました。

自分の思っていることが、ようやっと言葉になってホッとしました。(笑)

しかしながら、私のこの決めつけたがる性格は、いつも良くないなぁと思うのです。

ここまでのところを整理してみます。
本を読んで即実践するタイプの本というのは、自己啓発、ビジネス書、生活実用書、など。
これらはそれがベストな読み方だと思います。

それと並行して、自分の視野を広げるための知識を獲得するための読書、これもおそらく人生にとって積めば積むほどより大きな視点、深い考え洞察力が身につく読書ですから、非常に大切です。

さらにその2つとは一線を画して、自分の興味の趣くままに、自由奔放に楽しみながら読む読書、これもとても大切な読書体験のような気がします。

個人的には、この読書を1番大切にしています。

結論:
【「読む」だけで終りにしない読書術】
とても実用的な良い本だと思います。

自分の人生を実践的かつ効果的により早く変えてみたい、と言う方におすすめです。

この本の価値は、実践して検証して記録してさらにそれをもとに、改良してチャレンジし続けることでしか実感できないと思います。
でも、実践した人は、必ず人生が変わるように思えます。

私も、この本から色々といい刺激をもらいました。

ありがとうございました。

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