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エスノグラファー代表 神谷俊のコラムです。
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記事一覧

マイナビキャリアリサーチラボにて、代表神谷のコラム「不確実な状況で成果を出す人の特徴~曖昧さ耐性を紐解く~」が公開されました。

マイナビキャリアリサーチラボにて、代表神谷のコラム『不確実な状況で成果を出す人の特徴~曖昧さ耐性を紐解く~』が公開されました。 今回は、「曖昧さ耐性」をテーマに取り上げています。以下はコラム内の一部を引用しております。 私たちは今、“不確実性の時代”を生きています。変化が急激で予測不可能な今日、みなさまの職場でも「計画が立てられない」「見通しがきかない」といった状況は日常的に発生していることでしょう。 このような不確実な環境下で成果を獲得するために、いま新たな資質が求め

マイナビキャリアリサーチラボにて、代表神谷のコラム「効果的なフィードバックの実践ポイント~受け手の心理を踏まえた効果的なアプローチとは~」が公開されました。

マイナビキャリアリサーチラボにて、代表神谷のコラム『効果的なフィードバックの実践ポイント~受け手の心理を踏まえた効果的なアプローチとは~』が公開されました。 今回は、「フィードバック」をテーマに取り上げています。以下はコラム内の一部を引用しております。 「1on1」という面談スタイルが職場に浸透し、上司と部下が定期的に面談を行う企業が増えています。上司と部下のコミュニケーションに関心が集まるなかで、管理職から相談される悩み事の1つに”フィードバック”があります。たとえば次

セレンディピティと向き合う

この記事は、2023年2月3日に配信したメルマガからの転載です。 皆さん、こんにちは。 エスノグラファーの神谷俊です。 今週末は立春ですね。先日、自然公園に行ったのですが、脇にある河津桜の林を見やると、枝の先の方に1つ2つばかり開花しているところがありました。 こういう春の到来を目にすると、寒さに震えながらも次の季節を迎える気持ちが少しずつ膨らんでくるものですね。今年の花見はどこでしようか、と家族で話しました。 さて、今回のメルマガのテーマは「セレンディピティ」につい

マイナビキャリアリサーチラボにて、代表神谷のコラム「ダイバーシティは成果につながるは本当か?~多様性を進めるために、より深く向き合う~」が公開されました。

マイナビキャリアリサーチラボにて、代表神谷のコラム「ダイバーシティは成果につながるは本当か?~多様性を進めるために、より深く向き合う~」が公開されました。 今回は、ダイバーシティ推進の負の側面をテーマに取り上げています。以下はコラム内の一部を引用しております。 この数年、ダイバーシティに関連する制度やルールを構築する企業からのご相談を頂くことが増えました。テレワークの導入によって働き方の多様化が進んだことや、高度なスキルを持つ海外人材の採用に注目する企業が増えたことなどが

マイナビキャリアリサーチラボにて、代表神谷のコラム「キャリア自律の再考~求められるキャリア開発の転換~」が公開されました。

マイナビキャリアリサーチラボにて、代表神谷のコラム「キャリア自律の再考~求められるキャリア開発の転換~」が公開されました。 今回のコラムでは、キャリア自律をテーマに取り上げています。以下はコラム内の一部を引用しております。 近年、メディアなどで「キャリア自律」という概念を目にするようになりました。リスキリングや副業支援など、個人の主体的なキャリア発達を支援する企業も増えているように感じます。これらの潮流を踏まえ、キャリア自律をテーマに取り上げます。キャリア自律の台頭がもた

マイナビキャリアリサーチラボにて、代表神谷のコラム「心理的安全性の再考~導入企業の課題事例から~」が公開されました。

マイナビキャリアリサーチラボにて、代表神谷のコラム連載「心理的安全性の再考~導入企業の課題事例から~」が公開されました。 今回のコラムでは、心理的安全性をテーマに取り上げています。 心理的安全性とは、チームメンバーにおける対人リスクの知覚を表す概念として注目されていますが、ときに組織のパフォーマンスを停滞させたり、集団を分裂させたりしてしまうリスクさえ有しています。 本コラムではこの概念とより良く向き合っていくために、敢えて心理的安全性の「副作用」について取り上げたいと

マイナビキャリアリサーチラボにて、代表神谷のコラム「いま必要な「対話力」を磨く~道具的コミュニケーションを超えて~」が公開されました。

マイナビキャリアリサーチラボにて、代表神谷のコラム「いま必要な「対話力」を磨く~道具的コミュニケーションを超えて~」が公開されました。 昨今、対話の場が重視されています。1on1などの施策を導入している企業の方も多いのではないでしょうか。変化する環境に適応するためには、状況に応じて自律的に動ける社員を育てていくことが求められています。それを支援する取り組みとして、対話を社内コミュニケーションに導入する企業が増えているように感じます。 しかし、対話に関しては成果を出そうと意

マイナビキャリアリサーチラボにて、代表神谷のコラム「組織が矛盾を抱えたとき~パラドックス時代に生き残る組織は何が違うのか?~」が公開されました。

マイナビキャリアリサーチラボにて、代表神谷のコラム連載「組織が矛盾を抱えたとき~パラドックス時代に生き残る組織は何が違うのか?~」が公開されました。 近年、企業は多様なニーズに適応することが求められています。たとえば、業績の向上や集団やチームの尊重、従業員個人のニーズへの対応や社会環境や地球環境への配慮、法律や倫理への対処など、さまざまな価値観に基づき多様な活動を進めていくことが求められています。 多様な価値観が台頭するなかで、徐々に浮かび上がるのがパラドックスに起因する

マイナビキャリアリサーチラボにて、代表神谷のコラム「戦略人事を「英雄」にしないためのデザイン 」が公開されました。

マイナビキャリアリサーチラボにて、代表神谷のコラム連載「戦略人事を「英雄」にしないためのデザイン」が公開されました。 今回のコラムでは、今回のコラムでは、戦略人事を導入する際に発生する問題に注目し、そのうえで、戦略人事を導入する際に企業が考慮すべきポイントを提示していきたいと思います。 ご興味あれば是非ご一読いただければと思います。 戦略人事を「英雄」にしないためのデザイン

新年のご挨拶

2022年、あけましておめでとうございます。 株式会社エスノグラファーは、本日から業務開始です。 今年も宜しくお願いします。 エスノグラファーも、今年で創業7年目を迎えます。 平素より温かなご支援を頂き、誠に有難うございます。 創業当初より続けてきたリサーチ・コンサルティング事業は安定化し、2020年よりスタートしたバーチャルワークプレイス事業もお陰様で多くの反響をいただいています。 それらの事業で培った知見を活かし、 本年は、新たなフィールドに歩を進めてまいります。

エスノグラファーは6期目を迎えました。

2021年9月1日で創業6期目を迎えました。 第5期はコロナ禍の影響は大きく、進捗が停滞するプロジェクトなどもありました。一方で、昨年4月より開始したバーチャルワークプレイスラボの立ち上げが奏功し、終わってみれば前年を上回る数字に着地することができました。 また、同プロジェクトでのノウハウを広めるべく執筆した「遊ばせる技術」も7月に無事刊行することができました。「学術的な知見や現場のノウハウを広く世の中に知らせる」ことが、いかに難しくまたやりがいのあるものであるかを学ばせ

些細なミスを軽視することの意味

こんにちは、株式会社エスノグラファーの神谷俊(@kamiya_ethno)です。 今回は先日、完了した調査プロジェクトの分析結果を共有します(顧客企業の了解をいただき、一部をご紹介します)。テーマは、些細なミスに対する態度です。日常を振り返る視点を提供できれば幸いです。 分析結果の共有あるメガベンチャーで、組織サーベイを実施させて頂きました。新規ビジネスを手掛ける事業部で4カ月ほどかけてリサーチプロジェクトを進めました。同社の経営層や事業部長は「新たな知識に柔軟に反応し、

戦略人事の消耗

こんにちは。エスノグラファーの神谷俊です。 最近「戦略人事」的な動きをしている人との関わりが従来よりも増えてきました。皆さん、とても能力が高く、真摯に仕事と向き合っていらっしゃいますが、その前傾姿勢に心配になってしまうこともあります(戦略人事に限ったことではないのでしょうが)。 彼らと関わる中で感じたことを書いてみました。 戦略人事の負荷が増大している戦略人事の皆さんとお話をするなかで感じることは、かなりお疲れだということ。仕事のスケジュールなどを拝見すると、それでパフ

部下とのコミュニケーションは量より質

株式会社エスノグラファーの神谷俊です。  先日、あるプロジェクトが完了しました。上司・部下のオンライン面談に関する調査です。今回の記事では、その結果について一部共有します。  このプロジェクトでは、面談における頻度や、定期実施の有無、面談に対する心理的な不満・満足などを多角的に調査しました。データを分析すると、次のような結果がでてきました。  これはかなり見にくいですね。ざっくり言うと、数字が大きいほど影響レベルが高いと考えられます。マイナスの値は、ネガティブな影響と思