手相を気にする人

神様みたいな女性と話をしていた。
ゴリラがどれだけ支離滅裂な話をしても、優しく包み込んでくれる母なる海のような女性だ。
彼女のことをカミージョと呼んでいる。
(アミーゴだからネ。恥(ˆ꜆ . ̫ . ) )

カミージョは私に言った。
「ゴリラちゃんって意外と左脳で生きてるよね。」

私はカミージョに、自分の左手をスッと差し出す。

「見て、わたしの手相。頭脳線が無いの」

そう。私の手相には頭脳線が存在しない。

前向きにこの事象を捉えるとするならば、頭脳線が無いが故、本能のまま表現することに特化しているということ。

しかし思考せず何となく生きてきたからこんな人生(ろくなもんじゃねぇ)になったのも事実だ。

手相は変えられるという。線を油性マジックで足したり、整形でシワの数を調整することで人生を上向かせるらしい。プラシーボだとしても人生が好転するなら試す価値はあるのかもしれない。

「カミージョの手相、見せて」
立派な頭脳線があった。

ロジカルな彼女とアホマル(だし)な私。ふたりはプリキュアかもしれない。

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ここで一句

可愛い手 猫のて犬のて ゴリラのて
みんなでつなごう  お山へしゅうごう

えしかるごりら。 

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