マガジンのカバー画像

【エンタメ系記事】まとめ

58
映画や本、音楽、アニメなどエンタメ系の記事をまとめています。みなさんと感想を共有したいです。
運営しているクリエイター

#小説

エピソードは、まあいいや

「金持ち喧嘩せず」警察官から言われた言葉 被害者として、警察官に保護されたとき 加害者はわたしを罵った 若かったわたしは負けん気が強く 言い返そうと振り向いたとき 警察官はわたしをパトカーに引き込み、言った 負けず嫌いのわたしも、相槌を打った 人生はなんでも勝ち負けではなく、グレーもある 白黒つけなくて良い事柄は多々ある 負けて勝つことも当然あって 豊臣秀吉や徳川家康は、負けて勝った人 負けることで、自分を守ったんだと理解している 勝ち続けるのは、立派なことかもしれ

『推し、燃ゆ』は推せない―発達障害としての視点【読書感想文】

最近話題になった芥川賞受賞作『推し、燃ゆ』 今更になって読んでみましたが、確かに素晴らしい作品でした。 しかし、一方で「話題になった作品だからたくさんの人に薦めたいか」と言われると悩みます。 今回は『推し、燃ゆ』を純粋に人に薦めたいと思えない理由について綴っていきます。 あらすじ題名からも想像つくように、推しがいる女子高生の話です。が、 あらすじに関してはちょっと調べれば出てきますし、オリエンタルラジオ中田さんのチャンネル、「youtube大学」でも詳しく詳しく説明され

一線を越えてしまう心情『空から降る一億の星』

 2002年 北川 悦吏子さんの脚本で『空から降る一億の星』が日本でドラマ化(サスペンス)された。それを元に後に小説化 → 韓国ドラマでリメイクされている。 明石家さんま · 木村拓哉 · 深津絵里 · 井川遥 · 柴咲コウなど、とても豪華なキャストで、井川遥や、さんまさんは演技が下手とか言われてたり、内容が暗いとかの評価もあったが、さんまさんも素な感じで刑事の哀愁が漂っていて個人的には、とてもいいドラマだったと思う。 (深津絵里がとても綺麗で、柴咲コウはこのドラマきっか

発展の先にあるもの 「わたしたちが光の速さで進めないなら」

 この本は韓国作家のキム・チョヨブさんが書いた、SF短編集です。 なぜこの本に出会ったかというと、多治見にある「ひらく本屋」という商店街に昔からあったビルをオシャレにリノベーションした施設で休日を過ごしていたところ、ひっそりと置いてあったが、この本です。 一際訴えかけるタイトルというのと短編集ということで、取っ付きやすそうだったこともあり手にしました。(ツイッターに併設の喫茶店の写真掲載してます)  そんなにしょっちゅう本屋に行く訳ではないですが、最近になって韓国の生き