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「夕暮れの想い」という曲について考察

あくまで個人的な感想であること、ご承知おきください。
専門的な知識はあまりもちあわせておりません。ご理解いただけると幸いです。

 今回は、フォンテーヌのお話をモーツァルトの《夕べの想い》(Wolfgang Amadeus Mozart 1756-1791)と重ねながら、ふりかえりたいと思います。


《夕暮れの想い》

 フォンテーヌのテーマ曲、魔神任務でもくりかえし使われていた《夕暮れの想い》という曲。フォンテーヌ廷では、17:00- 1回のみながれる特別な曲だと思います。

 フォンテーヌのメインテーマ曲と同じくワルツが特徴的な音楽です。

魔神任務では「罪人の円舞曲」(円舞曲=ワルツ)というお話もありましたし、フォンテーヌのメインテーマ曲から、音楽がストーリーの伏線として、ながれていたのかもしれません。

《夕べの想い》

 みなさんは、モーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart 1756-1791)による《夕べの想い》K.523 (ラウラに寄せる夕べの想い)という曲をご存知でしょうか。

 曲名が《夕暮れの想い》に似ていますよね。この詩の内容が、フォンテーヌのストーリーと少し似ているため、今回ピックアップしてみました。

 少し長いですが、日本語訳をお借りしましたので、よろしければ一度目を通して見てください。

夕闇が迫り、陽は沈み、
月は銀(しろがね)のように輝き、
そして人生の美しい時間(とき)は
舞踏のように過ぎてゆきます。
やがて人生の華やかな情景は消え去り、
生命(いのち)の幕が閉じられるのです。
私たちは舞台を降り、親しい人々の涙が
私たちの墓を濡らします。
やがて、穏やかな西風のように、
かすかな予感が吹き寄せると
私は生涯の旅を終え、
安らぎの土地へと去ってゆくのです。
私の墓を涙で濡らし、
灰となった私を目にする時には、
ああ、親しい人よ、私もまた姿を現し
天国の息吹きをあなた方にも伝えましょう。
一粒の涙を私に注いでください
ひとひらのすみれを私の墓に供えてください。
あなたの心をこめたまなざしで
私を優しく見つめてほしいのです。
私のために泣いてください、ああ!
泣くのを恥ずかしがらないでください、
おお、あなたの流す涙は、私にとって
何物にも代えがたい真珠となるのだから。

あそびの音楽館

 こちらの詩を、魔神任務第4章5幕「罪人の円舞曲」のストーリーと照らしあわせてみると、重なるところがあるのではないでしょうか。

 他の訳では、陽が沈んだころをさすものもありました。夕暮れに1回のみ《夕暮れの想い》がながれる理由も詩の内容からきているのかもしれません。

 「私」をフリーナ、「あなた」をヌヴィレットとしてみましょう。
白いすみれには、「乙女の死」といった意味もあるようです。涙は、フォンテーヌでは「雨」として表現されていたのではないでしょうか。

「涙」の描写

水龍の涙をテーマとした曲は、《霧雨が煙る理由》だと思います。
ヌヴィレットの伝説任務でながれた曲です。フォンテーヌでは、「雨」のときにながれます。雨が降ったとき、「水龍、水龍、泣かないで!」という子どももいましたね。


おわりに

 ここまで読んでいただきありがとうございました。またよろしくお願いいたします。

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