【ダークグラス】


     【ダークグラス】



車を運転している女が

外に目を向けると…

マンションの住人が皆…

スマホなり…カメラを空に向けている…

が…

車を運転している女には

とくに変わった景色は見えない…


広場にいる人達も皆…

空を見上げている


女は車を降り空を見上げるが…

やはり何も見えない…

太陽を見ると…

眩しいと感じるだけ…


今度はサングラスをかけてみる

すると…

日食だ…


犬がワンワン

吠えてるいるのは

不安を感じているせいだ…


動物はみんな怖がってるんだ…


大昔は人間も日食を恐れたそうだ…


太陽が消えて

世界の終わりだって思ったのかも…


部屋から出る女にキスをする男

女に…どうした?と聞く

何か忘れてない?…と

君のことで頭がいっぱいだった

といい…お金を渡す


フロントで

タクシーを呼ぼうか?と

要らないわ カルロ

そういい出ていったが…


歩いていると

いきなりワイヤーのようなもので

首を絞められ…

首から血を流しながら

倒れる…


周囲の人達は…何もできず

見ているだけだった…


フロントの男が警察に電話をし

警部の

アレアルディという名の男が来た


被害者は宿泊客か?

宿泊はしていません…

お客様の部屋で

休憩をしていたんです…と


コールガールか…

その客は まだ部屋に?


はい

呼んでくれ 話を聞きたい


それから

何か気付いたことがあれば

教えてくれ…


実は…気になることがあるという

フロントの男…


見たんです…

バンが急発進で駐車場を出て

別の車に接触したのに…

そのまま

走り去っていきました…


運転手を見たか?


いえ…

暗かったので


きっと監視カメラに映ってますよ…と

別の刑事…

そうだな…


目視はできないが

塗料が残っているはずだ…

科学捜査班を呼んで鑑定してもらおう


その間 この車は差し押さえろ



冒頭の女が…

男がいる部屋に来ていた…

男は…サングラスを取ってくれ…

と頼むが…

女は拒む…

イヤよ

日食を見て 炎症を起こしてるの

あなたも見た?


目を保護しながらね…と

太陽も死も直視できない

誰だったか

フランスの作家の言葉だ…

外してくれよ


あなたの立派な振り子は

見つけられるわ…と


君には

大金を費やしても惜しくないよ…


ありがとう


ディアナ 君は強くて

自立したステキな女性だ

君に恋しそうだよ…


恋なんてしたら楽しめなくなる…

あなたが好きなのは裸の私でしょ…

また いつでも電話して

そういうと去っていった…


監視カメラを確認している刑事…

ピントがボケていてよく見えない…

これじゃまるで幽霊じゃないか…


これが唯一の映像です…と


まあいい…

黒いバンだとわかった


ナンバープレートも映ってる

恐らく盗難車でしょうね…


調べてくれ…



次の朝…

ディアナ?

チャットの相手だよ

マッテオだと名乗る男…

どうぞ 入って

一体 何のにおい?

臭い!!


参ったな…マッテオ…

汗だよ…

犬のブリーダーでね…


じゃあ…

お楽しみは

シャワーを浴びてからね


いいわね?


何でこんなに時間がかかるわけ?


臭かったからさ…

じゃあな 尻軽というと

そのまま出ていった…


ディアナは

ホテルの部屋へ…

男…

見せてくれ

何でもありなんだろ?


いいえ

フィストファックをやってみたい


そういうプレイはお断りよ!!


これだ!


見なくても知ってる

イヤなものはイヤなの!


いいだろ?

気持ちよくさせてやる


あなたとオーガズムなんて

感じたくない


それは悪かったな…


でもカネを弾むぞ


お金の問題じゃない

したくないんだってば!


俺に任せとけばいいんだ!!


ディアナはスプレーを目に吹きかける!


何をしやがる

このアバズレ女め!!


ろくでなしと言い

股間を蹴り上げる!


地獄に落ちなといい

もう一度蹴ってから

ホテルを出ていくのだった…



ディアナは…

このまま

この仕事を続けていくのだろうか…

何かをキッカケに

真っ当に生きる日が

訪れるのだろうか…


続きはDVDで…

























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