【ウルフハンター赤ずきん】

【ウルフハンター赤ずきん】


まだ見ぬ我が娘よ…

誕生が待ち切れない

この素晴らしい世界を

早く見せたいよ


ここは不思議な生き物と

美しい花々と優しい人々で

満ちている…


皆に会わせるのが楽しみだ…


お前が生まれたら

英雄伝説を話してやろう

100年間狼族から

人々を守ってきた…

彼らは…

ウルフハンターと呼ばれている


実は俺とお前は…

その血を受け継いでいる


娘よ…

お前なら何があっても側にいてくれる

友を見つけるだろう


すでに…

お前を待っているかもしれない…




マリーという名の女性に

挨拶をする町長

綺麗だ…

と言ったあとに…

いつものを頼むよ

全部2つずつ頂こう

議会で配る


その緑のは何だい?

ブロッコリーの狂気パイ

定番品の野菜版です


ブロッコリーは…嫌いだ…


すみません…町長

私たち さっきから

ずいぶん待ってます…

私たち仕事があって…


みんな忙しいんだから…と


すまない…


町長を急かした女に

あなた用に取っておいた新作よ

イチゴのレース

最高ね


ありがとうジョルジュ


ジョルジュというのは…

大きなハチの名だ…

ジョルジュが喜んでいたのだった…


一緒にいる女が空を見て…

ツバメの予報は

ピーカン晴れなのに…と


外れるなんて珍しい…


女はジョルジュとともに

帰っていった…


辺りは薄暗くなってきたが…

マリーは一人…森を歩く

そこに狼が二匹現れ

襲いかかってきたが…


マリーが何かを光らせ

それを飛ばすと…

狼は…人の姿になった…


その間に女は家へと帰る…


二人の男は

ヴェスタル様がお怒りになるぞ…と


俺の古い雪靴はあったか?

他にもいろいろ

まさか本当に

隠し通路を使う日が来るとは…

思わなかった…と


男がいう

何があった?


オオカミ族に追われた…

何匹?

二匹いたわ


変身するのを見た


境界を破るなんて…

何事かしら…


外では…オオカミの唸り声…


100年間 森の境界を

守ってきたのに…なぜ?

あなた

銃で事態を収めるつもり?


今でも撃てるな?

と…見つめ合う二人の間を

銃弾が抜けていく…


仲むつまじくて結構だこと…


母さん…

薬が見つからないんだけど

どこか知らない?


準備して


私は…いつでも

準備万端 整ってるよ

私の薬はどこ?


棚の中じゃない?


背骨に優しい場所だね

ありがたいよ…

もう老い先も長くないってのに

少しくらい

体をいたわらせてよ…

ところで なぜ

オオカミが庭にいるわけ?

夜空の光を

うっとり眺めてたら

忍び寄ってるのが見えた

愛に乾杯といい

酒を飲む…


もう行ったほうがいい…


大袈裟な…


逃げてください…


わかったよ…と

 

マリー

忘れるな…

一人の体じゃない


いるぞ!


私の薬を盗みに来たのかい?

オオカミめ!

渡すもんか!


一匹のオオカミが近づく

そのオオカミに争いは望まない

が…オオカミは襲いかかってくる…


マリーに斧を出すように言う…

斧を夫に渡す

その斧を振りかざすと

一撃で消滅した…


強さ 勝利 力!

人の姿をしたオオカミたちが

その言葉を繰り返す…


中央にいる者が

世界に知らしめろ

人間との休戦協定は

先祖が残した恥ずべき遺産だ

もう必要ない…


今まで不当に奪われてきたものを…

自然は我らの味方

森こそが我らの神だ!


兄弟たちよ

敵の肉を味わえ

ウルフハンターの滅亡を

見届けるぞ!


小屋では…

行け すぐに追いつく


小屋の外に出て

迎え撃つ


争いは望まない

俺を戦わせないでくれ


警告はしたぞ!

トドメを刺そうとしたとき…

兄弟だ 見逃してくれ

頼む…と

情を…


立ち去れ…

早く失せろ!



さぁ

このあと

ウルフハンターは

どのように

オオカミたちと

戦うのだろうか…



続きはDVDで…

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