16体外受精②【不妊治療＃7】

２回目の体外受精は、新生胚移植ではなく、凍結することにした。

薬を変えるためには、凍結しかないだとか。選択肢がないのは、選ばなくて良いのでいいのかも知れない。選択することには疲れ切っていたから。チャレンジしてみるしかないのは、頑張ってみよう、やってみようと思えた。

今回は、高刺激なので体への負担が大きいとのこと。卵もたくさん育つと思って頑張った。薬も注射も慣れてきた。今度はたくさん育つ！と思うと頑張れた。ネックになるのは採卵当月に移植できないこと。待ち遠しい時間がもどかしい。

迎えた卵胞チェック。

うーん、３つか２つかな。

・・・

・・・

・・・

は？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？
はぁ？３つだと？！！！！あれだけのお金と時間と薬を使って？！ガーーーン
なぜ育たないのかと聞いたけど、納得できるような答えはない。

悲しかった。夫に言えなかった。言えなかった。申し訳なくて、情けなくて、泣きながら電車に揺られて帰った。

数日言えなかったけど、夫はまた空気を察して話を聞いてくれた。来世も恩を返します！とか思いながら、泣きながら話した。

ごめんね、うまくいかないことばかりで。

仕事がなくてよかった。何も頑張らなくていいので、ぼーっとした。すぐに採卵日は来る。できることは、薬を飲むこと、注射を打つこと。体調にきをつけること。

採卵日、３つかなと思って無麻酔で実施。思ったより長く何度も刺されて、痛すぎてもう無理だーと思った、、、、、採卵は負担が大きいなぁ。

今日採卵してくれた先生から、ひとこと。

６つ取りました。空包はなかったので、全て培養に回します。

６つ？！わー嬉しい！（と言っても6つだけど）

受精しますように。培養進みますように。神様お願いします。

今回は、採卵の時は激痛だったけれど、その後は痛みは前回よりマシで、ダメージも少なかった。仕事もないから、早く帰って好きなことしよう。なんて思いながら帰った。

次の日、受精結果がきた。

３つ受精。うち１つは途中で成長が止まってしまったので、結果２つを凍結となった。

ホッとした。よかった。卵ちゃん、頑張ったね。ありがとう。

移植は、次の生理が来たら決める。病院には自然周期での移植を進められたけれど、どうも納得いかなかった。生理が来たらすぐに通院してまた相談しようと決めた。

卵巣が腫れていませんように。移植できますように。と願った。