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■序章「暴風の海原」 ■第一章「蔦の島」 ■第二章「石の港」 ■第三章「花と水の都」 ■…
第一節金属たちの熱い悲鳴がこだまする街、クーベラ熔鉄街。 ここは地上に出てきたドワーフと…
第一節「そろそろ港じゃな」波に揺られて早六日、遠くを見据えて放たれたアルファの声に、う…
第一節暗闇のなかに嗅ぎとった最初の記憶は、香草の香り。 鼻を刺激するのが海水ではなく、空…
第一節旅立ちの朝。 乾いた白風がぼくの頬をやさしくなでた。 ぼくが生まれるずっと前の時代か…