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新MV「Not Butterfly」について

初めまして!
PlainBrainの橋本えとせとらです。

今回は私共が最近リリースした「Not Butterfly」について、僕の目線から解説していきます。
かなり詳細に描くつもりなので、あまり僕の文章から作品鑑賞の影響を受けたくないという方は、下記のURLからMVを観に行って下さいね。


【MV】「Not Butterfly」

作品関係者の皆様
撮影編集
泡沫さん
https://mobile.twitter.com/_24doll
出演者
サラさん
https://mobile.twitter.com/88PES
ちゃゐむ(Tyaime)さん
https://mobile.twitter.com/tyaime16


僕の解説を読んでくれる僕にとっての素敵な方は、是非スクロールお願い致します!



























・今作のテーマについて
僕達の周りには見た目がいい「蝶」が沢山います。
もちろん憧れます。
しかし僕達は僕達として僕達のやり方で、上を目指すしかありません。
「蝶ではないことを認めた上での覚悟」を表明した作品です。



・映像について

最大の魅力は橋本えとせとら役の「ちゃゐむ」さんとヒラテマリノ役の「サラ」さんです。
お二人の魅力を挙げればキリがないのですが、最も分かりやすいのは端正な顔立ちです。
身近な「蝶」を思い浮かべた時に、すぐに出てきたのがサラさんとちゃゐむさんでした。
PlainBrainとの対比を楽しめるような撮影と編集をして頂いた「泡沫」さんの凄く良い仕事も是非ご確認下さいね。


・撮影時に嬉しかったこと

サラさんとちゃゐむさんと泡沫さんが撮影に凄く前向きに取り組んで下さって、本当に助かりましたね。
サラさんとちゃゐむさんは撮影中の動きがテイクを重ねるごとに良くなっていくし、泡沫さんも僕達のテンションが上がるような言葉を沢山掛けて下さって、本当に楽しい制作でした。
ちょっと各々について描きますね。
泡沫さんの撮影中のボディームーブがアスリートみたいで、ライブ中の動きが上手い理由が少し垣間見えて得した気分でした。
ちゃゐむさんはやはりラッパーなので、リップシンクがお上手でMV撮影の最後ら辺は普通に僕のバースを歌えそうな感じになってました。
色々と素敵な場面があった撮影でしたが、特にサラさんの「PlainBrainに負けらんないすね」が印象に残ってます。


・橋本えとせとらの歌詞について

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高額納税してない 国道走るコックローチ
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歌詞の冒頭から現状を認めることから僕の歌詞は始まります。
稼げてないんですよね。
それでも薬物の売買などの裏社会的なことは行わずに、しぶとく生きているのが今の僕です。

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未だ決勝行けてないが既に僕らは
とっくのとうに8日目なんて越えた蝉だな
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決勝の定義は僕達の中でも色々とありますが、PlainBrainとしても橋本えとせとらとしてもヒラテマリノとしても、「目指している決勝」には行けていません。
年齢ももう胸を張って若いとは言えません。


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だからこそもう一度
完全変態もう一丁
サナギは飽きた正直もう
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だからこそ「単なるラップ好き」から「ラッパー」になった時のような完全変態をしなきゃいけないんです。
動きたいのに動けず、いつまで経っても飛び立てないままで終わりたくないんですよ。


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不格好に飛ばしたshit
フンコロガシとピラミッド
スターを検索 すぐさまヒット
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これは今作の韻と言葉遊びで最も好きな部分です。
文章で見るとそこまで固くない気がする韻なんですけど、発声するとかなり良い感じなのでお気に入りです。
スター繋がりで、星を基に進路を決めるフンコロガシと星を基に建設されたピラミッドを歌詞に落とし込めたのは、我ながら良い言葉遊びだなと思います。

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応援だけではつまんない
尊敬だけでは埋まんない
その差を超えて呼んでやる
俺らがメインのツーマンライブ
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僕は既にリスナーではなくプレイヤーなので、誰かを応援するだけだったり尊敬するだけではいけないと思っています。
憧れの舞台だったり人々との間には、まだまだ大きい差があるのですが、いつかそれを埋めて、いやむしろ追い越して僕達がメインのツーマンライブを開催するのが現状の夢です。




・ヒラテマリノの歌詞について

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いつまで経ったって 地べた這いつくばって
夢みがちなboyじゃ終われない
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ヒラテマリノも現状に満足していないことを表明することから始めます。

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どうにかもがいて
サナギくらいにはならなくちゃ
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このすぐに蝶を目指すわけではなく、まずはどうにかもがいてサナギになることを目指すところが、ヒラテマリノの現実と向き合う覚悟を感じます。

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でも飛べなくてもいた憧れのヒーロー
クモにアリにバッタ
曇り、雨も晴れに変えた
僕もなれるのかな
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ここで憧れを表明しているのが蝶ではなく、クモ・バッタというのが彼の趣味が全開でいいですよね。
ちょっと僕には「アリ」と「曇り、雨も晴れに変えた」の元ネタが分からないので、気になる方はヒラテマリノに聞いてみて下さい。

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夢みがちなboy から経って20年
地面の中で死ぬなんて勘弁
でかい空も見てみたい
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僕達は今年で25歳になるので、物心ついた頃から20年は確実に経過してしまいました。
現状は所謂アンダーグラウンドにいる僕達ですが、早くオーバーラウンドに行きたいんですよ。

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でも小さなカゴだって嫌いなわけじゃない
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これも勿論のこと本心です。
僕達が腕を磨いたり大切な関係が出来たのは、主に東京の小箱でした。
本当に大切な場所です。

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稀代なうつけものor偉人より
偉大かつ凡人
きっと大丈夫
俺らはそうアメイジング
擬態しない、なりたい自分に変身
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そして最後は彼なりの自己肯定と自己容認と自他への鼓舞でバースを締めます。
僕達は偉大なところや凡人なところを持っていて、それを全てひっくるめてアメイジングな存在なんです。
だから蝶に擬態しなくていいんです。


・サビの歌詞について

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We are PB
蝶ではない
でも上出来じゃない?
上出来じゃない?
We are PB
Onair night
ほら放送中なLIFE
放送中なLIFE
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各々の歌詞と違ってサビは最初から肯定的に始まります。
しかし断定する程の現状ではないので、お恥ずかしながらあくまで疑問形に留まってしまっています。
自信を持って言えるのはたとえ閲覧者数がゼロでも僕達の人生は常に放送中だということです。

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僕らは人間虫ではないけど
突然変異が止まらない
僕らは人生無視できないでしょ
当然代役なんていない
止まらぬ衝動
怖がることないよ
だって僕らは最高
みんな一生
進化しよう
蝶ではないけど調子はどう?
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ヒラテマリノからファストなラップをして欲しいと依頼をされて描いた歌詞です。
正直この歌詞を信じてくれた人が不幸になる可能性もある内容だと思います。
全ての衝動が人生を良い方向に進めてくれるわけではないからです。
しかしそれでも僕達は人生の主人公であることから目を逸らさずに、自分達が最高だと思い込まないと蝶に勝てないんです。
リスクを承知で意図的な突然変異を繰り返しながら、それが進化に繋がることを祈って、あなたを含む人々に僕達のラップの調子やあなた自身の調子がどうかを聴き続けるんです。

ここまでお読み頂きまして、誠にありがとうございました。
MVをご視聴して頂けますと幸いです。


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