サイモン先生の古民 サイモン先生はオランダ生まれ、オーストラリア育ち。かつて建築のお仕事をされていたこともあってか、新しいものを創造し作り上げることが大好きで、行動的でいつも身体を動かしているそうです。
そんなサイモン先生から素敵なYouTube動画が届きました。
[語注]
renovation [名]〔古い建物・部屋・家具などの〕修復、修理、改築、リフォーム
英会話レッスンのために借りた一軒家を、サイモン先生がほぼ一人で大改造。建築の経験はあるとは言え、その器用さと実行力、そして随所に登場するサイモン先生のセンスの良さには驚きます。
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comfortable [形] 〔部屋・衣類・椅子などが〕快適な、心地良い、くつろがせる
rekindle [他動]〔感情や興味などを〕再びそそる、もう一度呼び覚ます、よみがえらせる
20万円(約2000ドル)ドル サイモン先生はわかりやすいように1ドル100円で計算されています。5月の平均為替レートを135円とすると、約1481ドルになります。
サイモン先生が最初に手を付けたのは屋根でした。ところどころ指で簡単に穴があけられるような状態で、猫やハクビシンの通り道になっていたそうです。鮮やかな青い屋根に変わりました。これで雨漏りの心配はなくなりました。
玄関のドアはそのまま利用し、上部には小さな窓をくり抜きました。
前庭には日よけを設置、フェンスは新しくしました。無造作に生い茂っていた雑草はきれいに刈り取り、ウッドデッキを敷きました。魚のための小さな池も作りました。
座面から背もたれにかけて緩やかな曲線を描く木製のデッキチェアも作成。とても座り心地の良さそうな椅子です。
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instruction [名] 手引き書、(製品などの)使用説明書
bucket seat [名] バケットシート。車のシートの一種で、バケツ型の座席のこと。 体を包み込む形状のため、急カーブを曲がるときなどに乗員の身体が横に動かないようにする効果があるとされている。
台所の天上は、長年の煤煙(すすけむり)、カビ、雨漏りなどで真っ黒になっていました。でも、友人の手伝いもあり、すべて張り替えることができました。
床板は踏み込むとへこんでしまう、まるでトランポリンのような状態。幸い基礎部分はしっかりしていました。近所の方が持っていた床板を寄付してくれました。なんて親切なんでしょう。
台所のキャビネットのフレームは修復し、新しい扉をつけました。
問題はメインルームの畳部屋でした。畳が古すぎて使えないのです。上にカーペットやリノリウムを敷く方法ではダメでした。その代わり、ただで新しい畳を手に入れることができたのです。
ところがここで、あらたな問題が発生しました。古い畳をはずし、新しい畳を敷いてみたのですが、長すぎたり、幅が狭かったり、結合部分が不格好だったりと、そのまま使うことができないのです。
でも、サイモン先生は諦めませんでした。また新たに手助けしてくれる方が現れたのです。
サイモン先生ご自身で畳を縫う映像は圧巻です。自ら裁断・縫製した畳を敷き、部屋の中央には掘りごたつ、その上には、畳一畳分の立派なテーブルも作りました。
改修費は最終的に予算の20万円を少し超えてしまったそうですが、サイモン先生は充実感で一杯、とても幸せそうです。
[語注]
demolish [他動] 〔建物などを〕取り壊す、解体する、撤去する
enjoy the hell out of ~を徹底的に楽しむ
動画では、サイモン先生が前庭でビール片手にバーベキューも楽しんでいる様子も紹介されていました。
あなたもサイモン先生の手作りのクラスルームで、英会話レッスンを楽しんでみてはいかがでしょうか。
サイモン先生の古民家大改造を記録した動画「House next door My little Tokyo renovation」は、下記のインタビューページの最後に掲載しています。ぜひご覧になってください。