見出し画像

ソロ専が視聴者参加型配信に1ヶ月ほど入り続けて

私はゲームを基本一人でしかやらない。ジャンルとしてはチーム対戦ものをやることが多いが、ゲーム内外で固定のメンバーを集めたりはせず、もっぱらマッチメイキングによる自動のチーム編成(いわゆるソロとか野良)で遊んでいる。

そんな私だが、最近メインでプレイしているポケモンユナイトで動画配信を探したところ、「視聴者参加型」という文字が目に入った。配信者が画面やチャットに出すロビーIDを入力することで、一緒にチームを組んだりカスタムマッチをプレイするというものだ。

試しに参加してみたところ新鮮な体験だったので、できるだけ多くの配信者に手当たり次第入ってみることにした。プレイ時間の約半分を配信への参加に費やすようになって1ヶ月がたち、週末やっている配信のほとんどは見て回れたのではないかと思う。

なお、動画サイトは普段YouTubeのみ、稀にニコニコ動画しか見ていないのでこの二つから探したが、ニコ生は参加型配信がほとんどなかったので専らYouTube前提の話となる。

ゲームモードと配信者の傾向

ゲームモードはスタンダードとカスタムが多く、ランクマッチは少ない。私自身もランクマ参加型はやや参加を躊躇う面があった(理由は後述)が、比較のためそちらにも入るようにしていた。

2022/02/20追記:今見たらランクマのほうが多かった。シーズン末かどうかによって違うのかもしれない。

配信者の男女比はやや女性のほうが多いかなといったところ。女性の場合アバターを使っている人が多く、リアルタイム顔認識を使わないイラストも含めれば9割型VTuberといってもいいだろう。一方男性はアバター有りと無しの半々くらいだろうか?(ところでバ美肉はどっちに数えるんだろう)顔出しは男女ともに非常に少ない。

参加の仕方

まず概要欄を必ず読み、固定コメントもないか確認してあるなら読む。あとは配信者の案内に従えばいい、のだが役所の窓口のごとく注意される人が私含めて結構いたりする。

ロビーに入室する前には、参加希望(とゲーム中の名前)をコメント欄に書くことを求められることがほとんどだ。その後は配信によって

A. 自分が入室対象者になったら入る(たくさんいるなら早い者勝ち)
B. 名前を直接呼ばれるまで待つ

のいずれかに分かれる。入室して対戦が終わった後の流れも配信や状況によって異なるので配信者の案内を聞き逃さないこと。

「参加希望+ゲーム内名」と「おつ」と(配信によっては)「落ちます」だけ書くよろおつオンラインでも大抵は事足りるが、配信者が進行のためにランクなどを聞いてくる場合もあるので、その時は返事をする必要がある。

実際やってみて

感想としては、リアルタイムに配信者の反応が伝わるのはかなり新鮮味があって楽しかった。この1か月間、休日のほぼ半分を参加型配信に費やしてしまったほどだ。(残りはソロランクマッチ)。

もちろん他人と一緒にというだけなら、子供のころ友達とゲームをしたことぐらいはあるし、TeamSpeak2でVCを繋げていた時期もある。だが配信者は接待慣れしているというか、褒めるのが上手かったりリアクションが面白い人が多く、気心知れた相手とプレイするのに劣らない楽しさがある。

それと、初心者やカジュアルなプレイヤーも混じるので私ぐらいのレベルでも派手に見せ場を作って盛り上がることができる。通常のランクマッチでは互角の相手と戦うのでそうそうスーパープレイはできないし、かといってソロのスタンダードでは特に反応がないので「相手が弱かったから通った」ぐらいの感想しか出ない。

一方で、単にゲームとして楽しみたい、勝ちたいならソロのほうがいいと思える。スタンダードやカスタムでは参加者のレベルに幅がありすぎて拮抗した試合になりづらいので、真剣なプレイをするには向いていない。ランクマッチの場合は相手に連携の取れたチームが来る確率が高いため、来るもの拒まずな配信では勝てる見込みは薄い。(ガチ寄りの配信者とデュオでやった時は連勝できたが、正直敷居は高いと思う)

ゲーム配信や動画が流行るワケ

参加型配信で他人と一緒にゲームをして思い出したのは、純粋にゲームをやり込める人間は実のところかなり少ない、という事実だ。大会に出たり有名になったりするレベルのプレイヤーが一握りなのはもちろん、私のように一人で黙々と遊ぶだけで時間が過ぎるというタイプも、オタクの中にすらあんまりいなかったりする。

一方リアルでもネットでも、プレイするジャンル・時間帯・プレイスタイルが合う相手を見つけるというのは、私同様億劫に感じる人は多いのではないだろうか。ゲームを一緒に楽しめる仲間を探すというのは、結構敷居が高いと思っている。

しかし視聴者参加型の配信なら、好きなときに気に入った配信者を探して参加することができる。彼あるいは彼女らの多くは、視聴者を増やそうと場を盛り上げることに積極的だ。あなたが皆に注目される猛者でなくとも、プレイの良いところを探して褒めてくれる。これは、腕を磨く熱意がなくとも、気の合う相手を探す努力をしなくても、ゲームをより楽しむことができる遊び方なのかもしれない。

また最近では、自分ではゲームをプレイせずに実況を見る人が増えているとも聞く。難易度やジャンルの問題でプレイできないゲームでも楽しめるという意味では、これもゲームの敷居を下げるものだろう。そして参加型配信と同じく実況者のリアクションは洗練されていて、仲間内でプレイするのに劣らない盛り上がり方をする。ゲーム配信は、それまで低くはなかったゲーミングの敷居を下げたといえるのではないか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?