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『本当のさようなら』
『本当のさようなら』
飽きもせずに繰り返し 噂がそんなにお好きなの?
可愛く作った顔から放たれる微笑み 腹の底ではあの子が憎くて堪らない
鈴の音のように戯言戯言[ざれごとたわごと] それが絆でそれが証
偽物の笑顔と言葉が紡げなくなったらさようなら
”あの子は仲間じゃないから 後のことは知ったこっちゃない”
ねぇ 此処から飛んだらどうなるのかしら? どんな所へ行けるのかしら?
とりあえずは見た目が一番 性格良くても不細工勘弁
格好をつけて良質求め誘う言葉 昨日はあの子で今日この子 明日は誰
照準合わせて戯言戯言[ざれごとたわごと] それは欲でそれが普通
もっと上級見つけて飽きてしまえばさようなら
”結局性格合わないから 別れよっか”
ねぇ 此処から飛んだらどうなるのかしら? どんな所へ行けるのかしら?
誰もが嘘を作って誰もが欲に塗れてる そして世界は廻って廻って
右へ行っても左へ行っても変わらない 嫌悪と憎悪しか得られない
そんな世界にさようならしたくて 此処から一歩踏み出した足は地につかない
何処へ行けるのかわからない 飛んでるだけで到着店はわからない
誰もが嘘を作って誰もが欲に塗れてる そんな世界が大嫌いだけど
そこから抜け出したいと思うのは 私の願いで私の欲
世界に生まれた私は否定しながらも他者と同様 欲に塗れた存在
飛ぼうとしたって飛べないのですね だって此処に生まれてしまったのですもの
だけど私は知ってるの 此処ではない所へ行く唯一の方法は……