ほぼ素人の私が、舞台監督になった話。1

はじめまして。昔から知っている人はお久しぶりです。
ワタナベユウタです。
主に小劇場界隈で、フリーの裏方のお仕事をさせていただいております。

裏方。具体的には舞台監督。
舞台上のあれやこれやに精通し、演出家の意向と劇場のルールを照らし合わせながら具体的なアイデアなどを提案し、美術さん、音響さん、照明さん、制作さんなどのスタッフとやり取りし、全体の進行や安全を管理し、何かあれば即対応する現場の責任者…という、最高に頼れる、もうとにかくなんかすごい人です。

残念ながらワタナベは、こんな感じではありません。毎回、やべーどないしょー!と頭の中で叫びながら、子供の頃からの特技の一つである、「とにかくなんか大丈夫そうな顔」を作って、何とか乗り切っています。

最近知り合った方にはすっかり、「舞台監督のワタナベ」の方が浸透していますが、実はこの仕事を始めたのは今年の7月から。しかも、ほとんど舞台の仕込みの知識を持たない素人同然の状態でした。

「え、素人でも簡単にできるの? 楽勝じゃん」って思われると困るので先に言っておきますが、出来ません。本来ならダメです。

では何故、ワタナベのような素人が舞台監督を始めることになったのか。自分の備忘録を兼ねて、つらつらと書いてみようと思います。


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