マシュマロ回答(就活への不安)

こんにちは!いつもご覧頂きありがとうございます。
私は人様にロールモデルにして頂くような人間ではないので、もったいないお言葉を頂き恐縮しています。

(1)「すごい人」だから採用されるわけではない

私もまだ社会人4年目の未熟者ではありますが、曲がりなりにも新卒での就活と転職活動を経験した者の意見としてお伝えしたいのは、世の中の企業は「すごい人」だから採用しているわけではないということです。
では何をもって採用しているのかというと、その企業と応募者が目指す方向が同じかどうか、人柄が会社の雰囲気に合っているか、等の学生側にはどうにもできない理由です。

みんながみんな学生のうちに起業したり、長期でインターンしたり、留学したり、GPA4.0を取ったりしているわけではありません。企業側が本当にそのようなピカピカな経歴を持つ学生だけを採用したがっているのなら、世の中の大抵の学生は就職できません。
そもそも新卒採用は「これから人材を育成すること」を目的としてわざわざ新卒の学生を採用しているのであって、元からある程度のスキルや知識を兼ね備えていることを前提に採用する中途採用とは目的が明確に違います。

もし、質問者様が「すごい人」に囲まれていて身近な存在から刺激をもらうことができる環境にいらっしゃるのならそれは良いことだと思いますが、一方で世の中そのような学生ばかりではないということを心に留めておいて頂きたいと思います。

(2)何でも捉え方次第、物事は表裏一体

「三浪したという事実」が就活の足枷になるのではなく、「三浪したことで得た学びが先方に十分に伝わらない」から足枷になるのだと思います。

私は質問者様が三浪された理由を承知していませんが、普通の人は三浪する前に就職するなり、その時の学力で行ける学校に行くなりしてそれ以上挑戦することを諦めます。
同級生より3年遅れを取ってでも学びたいという意志を捨てなかった強さこそがあなたの長所ではないですか。

全ての物事は表裏一体です。質問者様がネガティブだと思っておられる要素も視点を変えればポジティブに捉え直すことができ、質問者様の今の人となりを形作ったエピソードとして充分にアピールすることができるはずです。

(3)「すごい人」ではなく「10年後の自分に胸を張れる自分」を目指す

世の中には自分が到底敵わないような人が沢山いるのは事実ですが、自分がどれだけ努力したところでその人たちと全く同じ人生を歩むことはできません。
向上心を持つことは誰かの強みを模倣することではありません。ですから他の誰にでもなく、世間にでもなく、10年後の自分に胸を張れる自分になってください

もし就活の結果が質問者様の望んだとおりにならなかったとしても、沢山悩んで、考え抜いて、自分にとってベストな選択をしたという事実は生涯あなたの中に誇りとして残り続けます。
悩んだ結果をあなただけの正解にしていくという作業を日々繰り返していけば今日よりも良い自分になれます。そして、今日よりも明日をより良い人間であろうとする姿勢は必ず周りに伝わります

(4)おまけ:「伝える」技術の磨き方

ご質問の内容からは脱線しますが、
就活とはご自分の人となり、個性、思考の組み立て方、そして価値観を伝える作業であり、この「伝える」技術は日々の生活の中でも鍛えることができます。

就活に何の関係もなさそうでも、ご自分の興味関心を惹かれるものにはなんでも積極的に取り組み、インプットの量を意識的に増やしてください。アウトプットの量がインプットの量を超えることはなく、普段から考えていないことを急に言葉や文章としてアウトプットすることもできないからです。

(5)最後に

「やる前から不安になっているネガティブで弱い自分が嫌」とおっしゃいますが、人生がかかっているのだから不安になって当たり前ではないでしょうか。
いずれかのタイミングで真正面から向き合わなければならないのだから、それを後回しにして逃げるよりよほど誠実です。

一方で、就活というのはとにかく身近な存在に相談しづらく、ネガティブ思考の悪循環に嵌りがちな作業だと思います。
言い換えれば、何の接点もない、素性もよく分からない人に相談するからこそ得る気付きがあるはずです。外の世界に向かって助けを求めることを恐れないでください。
私でよろしければ、いつでもマシュマロやDMでお待ちしています。

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