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栄養士から未経験の美容業界へ飛び込んだ理由

はじめまして。年齢は24歳です。私は現在秋田県秋田市でエステサロンを経営しています。

この記事では私が22歳でなぜ未経験の美容業界に飛び込み、独立開業したのかについてお話したいと思います。


【美容業界に興味をもったきっかけ】

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私が美容業界に興味を持ったきっかけは2つ上の姉の存在です。

幼い時から何でもかんでもとにかく姉の真似をする子供でした。ある時姉が「将来の夢はネイルアーティストになること」だと話していたのを聞いて、ネイルアーティストって楽しそうな仕事だなぁと思い、それが美容業界を知るきっかけになりました。いろいろと知っていくうちに、美容の仕事のなかでもエステティシャンになりたい!エステの仕事をしたい!誰かをきれいにする仕事がキラキラしていて楽しそう!と思うようになり、上京して美容の専門学校に通ってエステの仕事をすることを目標にしていました

しかし、特別裕福な家庭ではないので、姉が既に県外の学校に行っているので学費や生活費にお金がかかっていたため、私がさらに両親の負担を大きくすることはできず、上京は諦める形になりました。姉が県外に行くために学校に内緒でアルバイトをしていたことも知っていました。当時の私は部活をしていたのでバイトという選択肢はなく、当然自力で専門学校に行けるお金もありませんでした。美容業界の仕事は諦めて無難に就職をして無難な生活をしていこうと、地元の短期大学に入学し、無事栄養士の資格を取得しとなり就職しました。

そんななか、縁あって在学中にエステサロンでアルバイトをすることができました。ずっとずっとやってみたかったことができる!とワクワクしながらアルバイトを始めました。

しかし、働いて思ったことは「思っていた仕事と違う」でした。これは単に憧れの仕事に対して少し期待しすぎていたのかもしれません。一人一人とじっくり関わり、お客様が一番安らげる場所で働きたかった気持ちとは裏腹に、とても忙しく、施術をするだけで精一杯というような環境でした。そこのお店が悪いわけでは決してありません。美容業界は意外と大変なことが多いんだなと、美容業界の仕事に一度諦めがつきました。

【朝3時に起床の毎日】

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私は現在のエステの仕事をする前はとある委託会社の栄養士として老人介護施設に勤めていました。あまり詳しいことは言えませんが、ざっくり100人~150人分くらいの食事を一人で作るという仕事をしていました。

100人~150人の食事ともなると、調理器具も大きく、食材の量もかなり多く、身長152センチしかない私の体にはとても負担のかかる重労働でした(笑)

私以外の調理担当者は皆男性。当たり前ですが私は作業も遅く、経験も浅いため、周りの人よりも仕事をこなすのに時間がかかるのです。30分~1時間前出勤は当たり前でした。早番担当の日は4時30分~仕事なので毎日3時に起床していました。3時というのは朝なのでしょうか?夜なのでしょうか?いつもすれ違う新聞配達の方をみて「この人たち何時に起きてるんだろう」と思いながら居眠り運転をしないように爆音で音楽を聴きながら出勤していたころが懐かしいです。

4時30分から仕事をしても定時に終わることはほとんどなく、残業ばかりしていました。私は負けず嫌いなので、他の人ができていることができないのがとても悔しいのです。時間がかかっても無理してでも仕事をこなしていました。

もともと人間関係にも嫌気がさしていましたが、勤めて1年半たったころ我慢強い私にも限界がやってきて、このままいつまで嫌な仕事を続けていくのだろうと自分の将来を考えるようになりました。もともと栄養士になったのも自分の意思ではありませんでした。親から「資格は何かあった方がいい」と言われたから資格を取って就職しただけなのです。

私は負けず嫌いで粘り強いですが、決断は早い方です。仕事やめよう!と思った次の日にはためらうことなく上司に「やめます!」と気づいたら話をしていました。そんな勢いがある自分が私は好きです(笑)


【再沸騰した美容業界への憧れ】

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高校の時は自分の進みたい道に進むことができず、短大の頃は理想と現実のギャップを目の当たりにし、社会人になってからは嫌な仕事を安月給で無理してこなしく疲労困憊。当時付き合っていた人にはガチガチに束縛され、夢中になれるものもなく日々淡々とすぎる毎日に対して、「私はいったい誰の人生を歩んでいるのだろうか?本当にこのままでいいのか?」と深く考えるようになり、今後の生き方をより強く意識するようになりました。自己啓発書を読んだり、自分の本当に気持ちと向き合うことにしました。

悩んだ結果、「自分のやりたいことは自分で手にいれる」と、一度諦めた美容業界に思い切って飛び込むことにしました。もし、そこそこいい会社に入り、そこそこ安定した生活ができていたら、私はずっとぬるま湯に浸かっていたことでしょう。今思えば当時の環境や人がいたから今の私がいるので、本当に感謝しています。

今は一人で仕事していますが、今後は仕事を通して人生を豊かにしたいという気持ちがある人たちと、お客様をもっともっと豊かにできる本物のおもてなしを届けていきたいなと思っています。

まだまだ私は経営者になるために勉強しないといけないことがたくさんあります。毎日少しでも前に進めるようにこれからも頑張りたいと思っています。




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