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「あり方で生きる」人物篇〜あり方で生きる人々〜VOL.1 吉田(加藤)南美さん 電子書籍になりました!

10万人以上の行動を変容させてきた伝説のメンター・大久保寛司さんが問いかける「これからの時代のあり方」。

ベストセラー「あり方で生きる」の人物篇〜「あり方で生きる人々」〜
電子書籍にて発売になりました!


大久保寛司さんが出逢って感銘を受けた「あり方で生きる人々」をドキュメンタリー的に紹介する電子書籍が発売になりました。

VOL.1 吉田(加藤)南美さん
「輝いて生きる!」


■吉田(加藤)南美さん
三重県四日市市出身。2010年、NPOのスタディツアーでカンボジアと出会う。ツアー客の誰よりもツアーを楽しみ、カンボジア人と笑い転げ、躍り狂うスタッフの姿を見て、「こんなおかしな大人は見たことがない!」と、自分の中にある概念をぶち壊され、カンボジアとカンボジアに関わる人たちに魅了される。人生で初めて、「国際協力って楽しそう」と思う。
2011年、子どもたちの夢を聞きに東南アジアを放浪し、シェムリアップで運命を感じる子どもたちと出会い、カンボジアでの活動を開始した。2014年、カンボジア女性を応援するプロジェクト「NATURAL VALUE」を立ち上げ、ママたちが輝ける場所を作りたいと奮起する。2016年、NPO法人「GLOBE JUNGLE」と合併。世界中の皆さんに、自分たちの活動とカンボジア人の笑顔、そしてこの国でしか作れない可愛い商品をお届けできるようにと、大阪支部&シェムリアップにて日々奮闘中。
【NPO法人GLOBE JUNGLE】https://glojun.com/

■「NPO法人GLOBE JUNGLE」
カンボジアの首都とシェムリアップの両都市に拠点を持つNPO法人。カンボジア国内の貧困家庭やそこで生まれ育つ子ども達に対して、教育の機会の提供や彼らが自立した生活を送れるためのサポートを行う。対象者は子ども達だけではなく、大人達への教育・職業訓練も行っている。応援してくださる方とカンボジアがしっかりと繋がって、お互いの笑顔が見えるような「支援の見える化」を目指し、苦しみの中から生まれる支援ではなく、笑顔の連鎖でカンボジアと日本をハッピーにしていきたいとの想いを込めて、「まわりめぐるハッピー」を合言葉に活動中。

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「あり方で生きる人々」大久保寛司著
【愛と知恵と推進力を、吉田(加藤)南美さんのあり方に学ぶ】
本書の後書きより、一部、ご紹介します。

吉田(加藤)南美さんと出会ったのは彼女が22歳のとき。彼女の話す内容は知らないことだらけで、私にとってはかなりの衝撃でした。それからは、及ばずながら彼女の力になりたいと、勉強会や講演会にゲストとして招いては話をしてもらっています。

静岡のある企業で話をしたときも彼女はゲストとして参加してくれました。その日の朝、こんなことがあったんですよと話してくれたのです。彼女の地元、四日市の駅のホームで、中学時代の先生に偶然会ったのだそうです。
先生は彼女のことをよく覚えていました。家出はするし勉強はしないし、歴代の卒業者の中でも彼女はワースト3に入る存在だったと。でも、その日彼女が身にまとっていた空気感は、中学時代のそれとは明らかに違っていたのでしょう。先生は、「あなたは今何をしているの?」と彼女に尋ねました。「わたし、カンボジアの支援活動をしているんです」と、実際にやっている活動の話をしたら、それを聞いた先生がその場で泣き崩れてしまったそうです。きっといろんな感情が押し寄せたのでしょうね。なかでも一番は「喜び」だったに違いありません。

私が彼女から学んだことの一つが、何かを成す人に共通する特徴として「諦めない」というのがあることです。彼女には諦めるという思考回路がないのです。何か不具合があって物事が進まないとき、すごく簡単に「どうしようかな?」と考える。決して「ダメだ」とはならない。仮にそうなっても、次の瞬間にはもう「じゃあどうしよう?」となっている。

驚いたのは、「それで南美さんは諦めなかったんですか?」と私が訊いたことがあって、そのときに、「あ、そうか、世の中には〝諦める〟という選択肢もあったんだ」ということに気づいたと言うんです。いやはや、これには参りました。

私は『あり方で生きる』という本の中で、「愛と知恵と推進力、この三つが揃って、初めて何か事を成すことができる」と書きました。愛は「情熱」と言い換えてもいいでしょう。そして推進力。その原点は「諦めない」だと言えそうです。
彼女を見ているとわかるように、やる人というのは、諦めるとか諦めないとか考えていません。もうひたすら、「どうすればできるか」だけ。しかもできるまでやる。「どうしたらできるのか?」という問いへの答えはすごくシンプルで、「できるまでやればできる!」。
「壁? 高いなあ。よし、じゃあ穴を掘って向こう側へ行っちゃおう!」
このきわめてシンプルな法則を、私は南美さんに教わったと思っています。

大久保寛司

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大久保寛司さんは、長年、日本中のいい会社と呼ばれるありとあらゆる企業を訪問し、その本質を洞察し、その経験を活かして、多くの経営者から師と仰がれ、のべ10万人以上の人の行動を変容させてきた「伝説のメンター」と呼ばれる方です。

2020年以降、これからは「風の時代」になると言われています。
所有から共有へ、ひとりひとりの個性・オリジナルが尊重される世界へなど、「ジャッジしない」「本質的なつながり」の時代が到来するようです。

そして、令和の時代、そしてWithコロナの時代は、「あり方」の時代になっていくと思います。

これまでは、目を外に向けて、社会の中でどう上手くやっていくか、どうしたら、この社会に適合し、成功するかといった「HOW TO=やり方/LIFE STYLE」がフォーカスされ、よりよく成長しながら生きていくという視点が主流でした。

これからは、指を自分に向けて、ありのまま、あるがままの自分とつながって、日々、自分はどうありたいかという「BEING=あり方/LIFE STANCE」をセンターにして、自然に豊かに生きていくという観点にシフトしていくのではないでしょうか。

大久保寛司(おおくぼかんじ)
「人と経営研究所」所長

日本IBMにてCS担当部長として、お客様重視の仕組み作りと意識改革を行う。退職後、「人と経営研究所」を設立し、20年間にわたり、人と経営のあるべき姿を探求し続けている。「経営の本質」「会社の本質」「リーダーの本質」をテーマにした講演・セミナーは、参加する人の意識を大きく変えると評判を呼び、全国からの依頼が多数寄せられ、延べ10万人以上の人々の心を動かしてきた。
特に、大企業・中小企業の幹部対象のリーダーシップ研修、全国各地で定期的に開催されている勉強会では、行動変容を起こす人が続出している。
著書に、『考えてみる』『月曜日の朝からやるきになる働き方』『人と企業の真の価値を高めるヒント』など多数。

大久保寛司著「あり方で生きる」




想いを込めて作った書籍を応援してもらうことに繋がり、大変嬉しく思います。 また本が売れなくなっているというこの時代に、少しでも皆様にお伝えしたいという気持ちの糧になります。