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北陸新幹線延伸開通

3月16日、北陸新幹線が金沢~敦賀まで延伸開通した。これは歴史的な幕開けだと思う。半面、これまでの北陸沿線の都市や町には普通電車しか止まらない。特急は無くなるから、従って、時間は余計にかかる。  私の郷里は、福井県鯖江市で誠に不便になる。これまでは、竹原から三原、そこから大阪まで新幹線で行き、そこから特急サンダーバードに乗り替えればもうそれで良かったが、現在では、その特急は消えた。大坂から敦賀までがかろうじて残り、それに乗ることになる。そして、敦賀からまた新幹線に乗る

    • 騒がしい、春

      今年の春は、早いかな 大分外が、明るくなってきた やはり、そろそろだな そろそろ準備をしないと、いけないな とは、僕は思ってもいない いなくても、自然と気が付いたら花の上に乗っていたのだ これは、誰からも聞いたことはない しかし、多分そうだろうと思うことにしているのだが それも、確かではない 自分に、その意識がないかあったのかなかったのかって意味がない 僕は、ただ花の上にいたたげなのだ どうして、この花の上に来たのか居たのかそれすら知ったことではない ただ、いただけだ それを

      • 救いの手

        早くもカレンダーは、2ページ目に移ってしまった それに合わせて梅は、桃色の花を咲き始めた 娑婆の動きとは、無関係に純粋に時を刻んでいる 何処も狂ってはいない ここだけが違っているのだ 私のまわりは、相変わらずだ ただ、刻々と生命は刻まれている しかも、無言のまま いや、無言ではない 無意識のままに こうして、キーボードを叩いている いつまで、続くのだろうか この動作と音は 悲惨な災害が、誰の胸にも突き刺さっていて 他人事と言って、いいのだろうか 個の命は、自分一人では持

        • 敢えて、矛盾を求めてみる

          暑くもなく 寒くもなく グッタリもしなくなった さぞや はかどることだろう 何ごとも この気候では もやもやが なくなった分  冴えわたる 雑念がまた蘇る 気ままなものだ この私とは そう 思っている 靴下が保護してくれていた あの足は  少し 歩きやすいように ちょっと前までは この中で蒸しかえった 痛くて ぼーんと腫れて 不快な感じだった 北風が 南下して行くのを まじまじと見つめる 島が 北へ進んでいく 相対という 感覚を分かったようにして立っている 本当は 何も変

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        • エッセイ風に書いてみる
          2本

        記事

          限界を感じる

          今日は、約一ケ月ぶりかで青い空が消えた。 曇り空が一日中、空を覆う。 気ままな台風が、九州の西を北上中なので。 鬱陶しくて、どんよりと暑い。 八月に、こんな変な台風は初めてだ。 緩いカーブを描いて、通り過ぎる曲者だ。 今回ばかりは、本当に曲者である。 沖縄を痛め、そして九州を痛め尽くすつもりなのだろうか。 どんなに技術が進歩しても、気ままという代物を相手では、 にっちもさっちも、いかない。 猛暑から一時的に開放されたが、明日からは分からない。 それどころか、日本海側では猛

          愛は、あるのか

          そこに、愛はあるのかという、 コマーシャルを見た 笑ってしまったけど、 本当だと思った。 どきっとした。 事実だから、ぐっと来た。 昨日は、どうだっただろうか さて、今日どうだっただろうか。 こんなことで、今さら考え込んでいるのでは 先が、思いやられる。 あって当たり前。 無ければ、それはちょっと可笑しい。 君は、他人の事を考えているか。 どうだっていいと、思っていないか。 どうだだって、よくないのだ。 愛があると、心が温まるのだ。 と、もっともらしいことが言える。

          つじつま合わせ

          人は、完璧ではない。 昨日は、うまくいつたと思っていたが、 さて、今日は昨日のようにうまくいくかどうか分からない。 その時の、運をないがしろにするととんでもないことになる。 上手くいくというのは、半分は運である。 だから、振り返ってみてつじつまを合わせようとする。 運の中には、自分の力ではどうしようもない力が介入してくる。 それを、邪魔する運と解釈している。 過信と自信は、別物である。 どちらも、自分単独で成立するものではない。 相手との、関係で成り立つことが多い。 多いと

          平和への祈り

          優しい曲が流れてくる。 そっと、私の隠れ家だけに響く秘密のメロディー。 難しいことは、考えなくていい。 ただ、優しい調べだけが私をそーっと包む。 この暑い季節に、余計な詮索は邪魔というものだ。 ただ、蝉の鳴き声がとおーくに響くだけ。 それ以外には、何もない。 人もいない。 車もない。 風もない。 勿論、人の声はない。 これって、時間がないということなのだろうか。 地球の動きすらも、止まってしまったのだろうか。 バカな事と、バカでない事が同時に浮かんでくる。 これって、実に

          私が刷新される

          今日は機嫌がいい。 朝、ミニコンポからスメタナのモルダウが流れて来たから。 その後、続いてブラームスの交響曲第4番も流れ来たから。 ずーっと、子供の時からの親しんでいるクラシック音楽。 子供に帰れるというのは、昔の指定席に連れて行ってもらえる気分。 母の懐と言うのではない。 余り時間差は感じない。 昨日の続き、ではなくて昨年の続きのような。 安心できる、一時。 一日は、流れるように済んだ。 大きなできごとは、いつも起きてはいない。 だから、落ち着いていられる。 でも、

          そういえば

          私は、明日突然死ぬかも知れません。 と、言ったら誰もがびっくりするだろうか。 私は、昨日ガンが見つかった。 と、言ったら誰もがびっくりするだろうか。 私は、明日入院することになった。 と、言ったら誰もがびっくりするだろうか。 私は、今度大手術をすることになった。 と、言ったら誰もがびっくりするだろうか。 私は、今度会社をクビになるかも知れない。 と、言ったら誰もがびっくりするだろうか。 私は、昨日列車に飛び込もうとした。 と、言ったら誰もがびっくりするだろうか。

          妻に捧げるレクイエム No.20

           私達を見守ってください  君が逝ったその年の冬に、私は広島に行くことに決めた。そして今、大崎上島の南端の沖浦というところに居を構えた。海が目の前に見えて隣に幼稚園があるけど別にやかましくもないし、可愛いらしい声が時々聞こえて来てくるので、心安らぐ。  閉店後の後片づけや、形見の遺品の整理などを立て続けに行った。不用品の処分や、妻の形見の洋服などは友人にあげた。涙を押さえながらの処分は辛かった。そして、唯一、君の使っていた小さなショルダーは今も私が使っている。女物とも男物と

          妻に捧げるレクイエム No.20

          妻に捧げるレクイエム No.19 

           こうして、妻は逝った  11月の中頃だった、妻はインフルエンザの予防注射を受けに行った。近くの医者だから、歩いてすぐに行ける。これで、もうこの冬を安心して乗り越えられるという顔で機嫌良く帰って来た。私も、交代で医者に行った。  それから、2,3日も経たないうちに、二番目の姉の主人(義兄)が亡くなったと電話があった。急なことだった。しばらく交流がなかったので一体どうなっているのか分からなかった。どうも、糖尿が悪化したらしい。長男が養子に出ているので、独身の次男が喪主となって急

          妻に捧げるレクイエム No.19 

          本当に、空を飛べるのか?

           時代の先端を行っていない、ロケット打ち上げ  先日、H3ロケットの打ち上げが失敗した。  精巧に設計されていて、図面上では成功間違いなしとの確信で発射に臨んだのだろうに。  前回一回目では、一段目のロケットに点火しなかった。だから、一瞬煙が上がっただけで、シユンと消えて終わってしまった。何たるお粗末な打ち上げ劇だったか。湿気た線香花火の点火劇のようだった。  反省の末に、今回は2回目の発射だった。それがまたお粗末な失敗劇に終わってしまった。一段目が点火して、順調に飛んで行

          本当に、空を飛べるのか?

          妻に捧げるレクイエム No.18

          休みには、靭公園に行く  日記には、余り生活が面白くなかったようなことが書かれている。一体、どういう風に面白くなかったのか、もともと器用でない上に親の姿だけを見て覚えた和裁のテクニックなど、そう、何処でも通用はしないであろう。そして、先輩もいる塾生の中では同期のもの同士がお互い競争になって、手の遅い人間はいじめの対象に当然なったであろう。  しかし、大阪のど真ん中で生活していたので、ちょっと都会人になった気分は味わえていたのではないかと思う。これが、せめてもの救いである。本

          妻に捧げるレクイエム No.18

          妻に捧げるレクイエム No.17

           期待とは、違っていた。  前回は、自分の意思の強さをはっきりと言い出せなかった妻の不甲斐なさを書いた。そういう、心根の細く優しい女性だっているのだということを認めて欲しい。自分の意見を強く言い出せるようになるには、それなりの訓練と時代背景もあるのかな。折しも、今日は「国際女性デー」である。もし、男性に囲まれて仕事をしている人がいたら、強い意思で女性を、意志を表明して欲しい。これは、妻の遺言のような気がする。  こういう、度胸のない心根の優しい人がいたということを、言い残し

          妻に捧げるレクイエム No.17

          妻に捧げるレクイエム No.16

           進路指導とは  校内マラソンは、楽しかったと書いている。体育会や文化祭などの校内行事は誰にとっても楽しいものだ。  なぜ楽しいのだろうか。 それは、勉強という辛い時間を過ごさなくても良いからだろう。勉強は、大事なスケジュールだが、人によって得意不得意があって、辛い事に間違いない。授業が楽しく面白いというのは、よほどちゃんとした目標があって、日に日に理解が深まって行くという成果が現れると、当然面白くなると思う。何事も結果は、面白くなければいけないのだと思う。  進学の予定も希

          妻に捧げるレクイエム No.16