【🍔】バーガーキングのワッパーを見習ってくれ【ハンバーガーのトマト問題】

みなさま、美味しいハンバーガーはお好きでしょうか。
私は好きです。
なぜなら美味しいからです。

私の美味しいハンバーガーとの出会いはクアアイナでしょうか。クアアイナを知ったのは高校生のころです。
初めて食べた瞬間「こいつは今までのやつとは違う。こんなものが許されて良いのか。付け合せのポテトすらヤバい。異質だ。美味すぎる」と恐怖し恐れおののいたくらい。そして一緒に食べた友人と「ここ美味すぎるからバイトの給料日の後に毎月食べよう」と約束するほどです。
「いやまて月イチで食べる贅沢ではないな？」となり半年に一回くらいの頻度になりましたが。
高校生というのはいつもお金が無いですからね（偏見）。

そんな、いちバーガー（バーガー：ハンバーガーの単位）で1000円はゆうに超えるハンバーガーたちの諸君。
私はそんな君たちに物申したいのです。
お前ら（ハンバーガーたち）、よく聞け。意識の話だぞ？

美味しいハンバーガーはほぼイコールお高いバーガーと言っても過言ではありません。
そのまま食べても美味しいバンズに肉肉しいパティ。しゃきしゃきの野菜はきっと新鮮で、しかも肉に負けないくらいの味と食感を主張をしています。
それに一体感をもたせるオリジナルソース、こんなのまずい訳ありません。これとポテトとコーラがあれば、あらゆる死地をも乗り越えられるでしょう。お高いバーガーというのはそれくらいのポテンシャルを秘めているのです。

しかし。
しかしだ。

逆にその「お高い」が理由で一つのデメリットが生まれているのです。

それが「食べづらさ」

みなさまもご経験あるのではないでしょうか。
「これはワニとかカバが食べるのを想定しているのかな？」
と思うほど大きすぎるバーガー。ナイフとフォークで食べるのを推奨している所もあります。
もう論外ですよね。かじらせろ。手でもって。こちとらその気で来ているんだから。
中には上半分、下半分がわかれて出てくるものもあります。
あまりに大きいので自立しないのです。
だから自分で自ら（重複表現）ぎゅっと挟んでいただく。
これも美味しいハンバーガーを食す、食事という体験を盛り上げるためには最高のスパイスですが、あまりに具たちが大きいので食べづらさを感じてしまうのです。

具がぼとぼと落ちるのを気にして焦って食べてしまい味がよくわからなかったとか、急いで口の中に放り込むからハムスターみたいなほっぺになっちゃったとか、国民の125％は経験したと昨日のお昼にみのもんたが言ってたような気がします。言ってなかったかな？　多分言ってる。私の独り言か、みのもんたのどっちかです。

そして更に問題を細分化すると、この食べづらさに拍車をかける存在がいることに気づくと思います。

いまギクリとしたな？
そう、お前だ。
🍅お前だよ、トマト🍅

トマト。
トマト、非常に美味しいんです。ハンバーガーのトマト。
だけど食べづらい。
美味しいハンバーガーのトマトって、かなり分厚く存在感があるんですよ。
トマト好きとしてはそれがいいんです。玉ねぎとトマトと肉。これがハンバーガーなんです。
だけどたべづれえ、お高いから。
お高いゆえに、トマトの存在感が強いんです。
分厚くしてもらってるゆえ、バーガーにしたときにずり落ちる。
なぜならそのトマトは新鮮だから、水分が多いから。

「ハンバーガーいっただっきまーす」ｽﾞﾙﾍﾞﾁｬﾝ

このｽﾞﾙﾍﾞﾁｬﾝの正体の八割はトマトです。

ここでワッパーの凄さがわかるんですよ（タイトル回収）

バーガーキングのワッパー、ご存知でしょうか。
いわゆる「看板メニュー」というやつです。
サイゼリヤのミラノ風ドリア、ほっともっとののり弁。バーガーキングのワッパー。そういう感じ。
バーガーキングはどちらかというとお安くて美味しいハンバーガーです。マクドナルドとか、ウェンディーズとかロッテリアとかサンテオレ（懐かしすぎる）とかそっちよりのハンバーガーです。
でも肉肉しさとか、しっかりした大きさとか、具の豊富さとかは美味しいハンバーガー（≒お高いハンバーガー）に引けを取りません。

そしてバーガーキングのワッパー、トマト入ってます。しかも二切れ入ってます。
でもうっすいです。
向こう側が見えるくらい薄いです。

だが、これがいい。
ハンバーガーのトマトは、これでいい。これがいい。これじゃないといけないのです。

だって、食べやすいから。
ハンバーガーはハンバーガーという料理です。
けして「パンとお肉とお野菜とソース」という料理では無いのです。
一体感、一体感なんです。牛丼と一緒。
一体感もハンバーガーの魅力です。一緒に食べるから美味しい。
だからバーガーキングのワッパーのトマト、これがベストなんです。
薄いからこそ二枚入ってても最後までしっかり食べられる。

長くなりましたが、わかりましたかお前ら（ハンバーガーたち）
ハンバーガーとは一体感なんですよ。
「厳選された食材だけで作りました」
それはとても素敵なことです。
でもそれにかまけて食べづらさ、一体感を無視してはいけないのです。
それがわかってくれたら私は満足です。
ありがとうございました。

今日は以上です。

つぎは「シャキシャキしてねえ玉ねぎってやる気あんのか？」問題でお会いしましょう。
それでは。