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麻雀のG1タイトルってよくわかんねぇな〜って思ったのでいろいろと考えてみました

私がこの時期に「G1」について思うことは、「今年も新日のG1 CLIMAX盛り上がってんなあ」とか、「アイビスサマーダッシュをG1に格上げすればいいのに」とかだったりします。「アイビスサマーダッシュより札幌記念のほうが先だろ」という意見もあるのは承知ですが、それはこのnoteの本筋から外れますのでほっときますね(笑)。

本題はここから。私が『麻雀オールスター Japanext CUP』の予選H組1回戦を見始めた時のこと。出場選手の紹介で、奈良圭純プロが「G1クラスのタイトルを4勝」となっていました。その内訳は、

  • 第20期・第30期麻雀マスターズ

  • 第20回BIG1カップ

  • 第3回リーチ麻雀世界選手権

上記の通りみたいですね。個人的には、ウイーンで行われた第3回リーチ麻雀世界選手権の生配信を見ていましたので、その時の印象が強いですね。他にもありますけど、このくらいで。

奈良プロ以外にも、第19・20回日本オープン連覇を達成した飯田雅貴プロと、第38期最高位の新井啓文プロも出場していましたね。どちらも「G1ウィナー」といえます。

(これは全くの余談ですけど、H組のジョーカーが佐野ひなこさんだったのは驚きましたね。いや、今年プロ入りしたから「佐野ひなこプロ」か。それにしても、放送されたのはまだ1回戦だけですが、しっかり打てていたような気がします。生意気なことを言いましたが、佐野さんが巻頭グラビアになっているヤンジャンが我が家にあるので許してください笑)

という感じで、麻雀のタイトルを表すのに「G1」という言葉が使われていたのです。でも、「G1」って何?私は以前から疑問に思っていたのですが、しっくり来る答えに辿り着けません。


なぜ私がそのようなものに固執するかというと、いくつかの理由があります。まずは、私が競馬好きでもあること。冒頭でもそう匂わせましたよね?競馬の世界って、

画像出典:https://www.jra.go.jp/keiba/rules/class.html

こういった感じでレースの格付けがハッキリしているんです。なのに、麻雀界隈では「G1クラスのタイトル」とか言っている割に、G2・G3以下が全くの不明瞭。それだと、特に麻雀ビギナーの皆様に不親切じゃないでしょうか。

実際に、各プロ団体のタイトル戦ってかなり注目されていると思います。なぜなら、

私が書いた200本近くのnoteで、これが2番目にビュー数が多いからです。ちなみに、トップが神域リーグ2023第1節のやつ。読んでいただき感謝感激。

(またも余談ですが、上掲のnoteは途中経過を書いたものなので、結末を別のnoteで書くつもりだったんです。ところが、書かずにとうとうここまで来てしまいました。誠に申し訳ありません。どうにかして、そういったnoteを公開できればと考えてはいます)

Mリーグは2024年9月で創設から7シーズン目を迎えますけど、「Mリーグ以外の麻雀も知りたい」と思っているファン層が、割と広がったのではないでしょうか。なので、私のしょーもないnoteもビュー数が増えたのではと推測します。いや、あれはかなり真面目に書いたつもりですけど(笑)。


そこで、麻雀のG1タイトルとは何か、私は出来る限り調べてみることにしました。やっぱりニーズにはお応えしたいですし。手始めにウェブ記事やnoteを調べると、私と似たような考えの方を発見。

こういう団体をまたぐ表が欲しかったんですよね。私は文章に特化した人間なので、便利な表を作っていただけるとありがたいです。

さらに、「G1タイトルについての記述があるのはRMUだけ」との指摘があったので調べてみると、

画像出典:https://rmu.jp/title/crown

確かに「G1タイトルとしての位置付けになります」とありますね。しかし、他のプロ団体などの公式サイトを見ても、これ以外にG1について触れたものがありません。うむ〜どうしたものか。


私はさらに手を広げ、動画なども探すことにします。すると、

『麻雀ニュージェネch』で2024年1月に公開された動画が、ズバリG1タイトルについて解説したものでした。助かります。

この動画によりますと、「団体内で権威が高いとされるタイトル戦」や「他団体のプロやアマチュアも参加できるようなオープンタイトル」がG1になるのだそうです。なるほど、確かにそうかもしれない。

しかし、動画を見終わった後、私は思いました。「あれ?なんか足りなくない?」

動画に出演していた安藤銀一プロと浜野太陽プロは、ともに日本プロ麻雀連盟所属です。そのため、動画では連盟のタイトルが話題の中心になるのは必然でした。とはいえ、「麻雀のG1タイトルとは何なのか?」という指標にはなったと思います。

以上を踏まえると、「だったら自分で検討するしかない」との結論に至りました。そこで、以下は私なりに「これってG1でしょ?」「これをG1に入れるのは違和感がある」などと、勝手に考えてみることにします。


早速参りましょう。

動画内では、鳳凰戦十段戦王位戦麻雀マスターズ麻雀グランプリMAX最高位戦發王戦雀王戦日本オープン将王戦BIG1カップ令昭位戦RMUクラウンがG1格として扱われていたように感じます。それと、『麻雀オールスター Japanext CUP』では、麻雀最強戦リーチ麻雀世界選手権がG1として紹介されていたようです。ひとまずは、これらをたたき台とします。

麻雀日本シリーズが抜けているのでは?」と最初に思いました。日本プロ麻雀連盟主催のオープンタイトルですね。しかも、出場選手は主に各団体のタイトルホルダー。これは「G1の中のG1」でしょう。

最高位戦Classicも抜けているなぁ」とも思いました。最高位戦日本プロ麻雀協会主催のオープンタイトルですので。やはり、發王戦に並ぶ当該団体のオープンタイトルにして、G1タイトルだと思います。

「じゃあ雀竜位戦ってどうなるの?」という疑問が湧きました。オープンタイトルではありませんし、雀王戦より格が1枚落ちるように感じたからです。しかし、日本プロ麻雀協会では三冠タイトルの1つに数えられるんですよね。ここは、「団体内で権威が高いとされるタイトル戦」ということで、G1に入れることとします。

「だったら麻雀グランプリMAXも同じ理屈か?」とひらめきました。非オープンタイトルですが、日本プロ麻雀連盟のグランドスラムタイトルに入っていますからね。鳳凰戦・十段戦・王位戦・麻雀マスターズ・麻雀グランプリMAXの5つでグランドスラムなのだそうです。グランドスラム達成者は、今のところ荒正義プロただ1人。

「そういえば女流タイトルの話はほぼなかった」ということを思い出しました。確かに、麻雀はジェンダーレスな競技のはずですからね。とはいえ、競馬には牝馬限定のG1もありますので、女性限定のタイトルを1つくらい入れても差し支えないのでは。そんなわけで、オープンタイトルのプロクイーンだけはG1なのかなと、勝手に思っています。

「あ!Mリーグを忘れてた!」という失態を犯していたことにようやく気付きました。今やMリーグって、麻雀界最高峰の大会ですからね。やはりG1に格付けされるべきですが、半荘最高スコアと4着回避率をG1とするのは違和感があります。ここは、MVP(レギュラーシーズン個人スコア1位)とチーム優勝をG1とすべきじゃないでしょうか。つまり、Mリーグ1シーズンでG1が2つ、G1ウィナーが最大5人生まれるという仕組みです。

「ではJapanext CUPの取り扱いはどうしよう?」と頭を悩ませました。優勝賞金だけなら、G1に数えられている麻雀最強戦と同じ300万円ですからね。それでも、今年新設の大会をG1とするのはさすがに違和感を覚えます。ここは、JRAのようにグレード無しの「重賞」としておき、数年後にG1へ格上げするのが良さそうです。

(※必ずしも「鳳凰位」「雀王」といったタイトル名が付いているわけではないので、全て大会名で統一することにしました。それから、「飯田正人杯 最高位戦Classic」が正式名なのでしょうけど、いろいろとややこしくなるので通称とさせてください。あとは、順不同です)


以上のことから、

日本プロ麻雀連盟

  • 鳳凰戦

  • 十段戦

  • 王位戦

  • 麻雀マスターズ

  • 麻雀グランプリMAX

  • 麻雀日本シリーズ

  • プロクイーン

最高位戦日本プロ麻雀協会

  • 最高位戦

  • 最高位戦Classic

  • 發王戦

日本プロ麻雀協会

  • 雀王戦

  • 雀竜位戦

  • 日本オープン

麻将連合

  • 将王戦

  • BIG1カップ

RMU

  • 令昭位戦

  • RMUクラウン

その他

以上の20大会・21タイトルが「G1」ではないかと私は考えました。もちろん、異論は認めます。だって、私が勝手に決めただけだから(笑)。

『麻雀オールスター Japanext CUP』が実りある大会となり、G1格の大会として認められるようになるといいですね。加えて、麻雀の各大会が正しく権威付けされて、麻雀界隈で価値観が共有されることを望みます。


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